●1. MACDとシグナルのクロス(交差)

  • MACDがシグナル線を上抜け(ゴールデンクロス)
     → 買いシグナル(上昇トレンドへの転換を示唆)

  • MACDがシグナル線を下抜け(デッドクロス)
     → 売りシグナル(下降トレンドへの転換を示唆)

MACDの最も有名で実践的な判断基準です。


●2. 明確なトレンドがない時はだましに注意

レンジ(もみ合い)相場では、

  • MACDとシグナルが短期間で何度もクロスし

  • 買い/売りシグナルが連続発生(だましが多くなる)

そのため、MACDはトレンド相場で特に有効です。


●3. MACDの「0ライン」超えの意味

MACDは
短期移動平均線 − 長期移動平均線
で算出されるため、0ラインは非常に重要です。

  • MACDが0ラインより上(プラス圏)
     → 短期線 > 長期線(相場が上向き)

  • MACDが0ラインより下(マイナス圏)
     → 短期線 < 長期線(相場が下向き)

0ライン突破は、
「トレンドの反発点」「勢いがつく節目」
として意識されることが多いです。


■追加しておくと良いポイント(補足)

●4. MACDヒストグラム(バーの長さ)

MACDとシグナルの差を棒グラフで表示したもの。

  • ヒストグラム拡大 → トレンド加速

  • ヒストグラム縮小 → トレンド弱まり(転換の前兆)

視覚的に“勢い”を読むのに便利です。