1.トレンドとモメンタムの関係 テクニカル分析の根幹は、「トレンド(方向性)」と「モメンタム(勢い)」の組み合わせで相場の力を読むこと。





2.節目(レジスタンス/サポート)の確認 

節目とは「多くの投資家が意識する価格水準」であり、相場の転換点や加速点になりやすい場所です。

よく意識される節目 

・直近高値・安値、年初来高値・安値 

・キリのよい価格(1,000円、10,000円など) 

・過去のレンジ上限・下限(もみ合い水準) 

・トレンドライン、チャネルライン 

・テクニカル指標(移動平均、ボリンジャーバンドなど)

節目の意味 

・サポート(支持線):下げ止まりや反発の目安 

・レジスタンス(抵抗線):上値の重さ、上昇の壁

 ➡ 節目を突破すると 「新たなトレンドが発生」しやすく、相場に勢いが生まれやすい。

 

3.移動平均線の見方(トレンドの基本指標)

 移動平均線は株価の「平均的な流れ」を示すシンプルかつ強力な指標。 

短期(5日・25日)と中期(75日)・長期(200日)を組み合わせて見る。




※応用:モメンタム・節目・移動平均線を合わせて判断することで、 「勢い」「方向」「タイミング」を三位一体で分析できます。

 

4.チャートパターン(形状から見る心理の流れ) 

三角もち合い(Symmetrical Triangle) 

・大きく上昇後、上下の値幅が縮小していく調整パターン。 

・上放れなら上昇再開、下放れなら調整継続。 → エネルギー充電型の形。

ウェッジ(Wedge) 

・値幅が徐々に狭まり、上昇ウェッジ(下辺が上向き)は弱気転換の前兆。 

・下降ウェッジ(下辺が下向き)は反発局面の前兆となることが多い。 

→ 頂点に近づくにつれて転換点に注意。

 

まとめ:3つの分析軸を組み合わせる 

① トレンド・モメンタム → 方向と勢いを読む 

② 節目 → 投資家心理の分岐点を捉える 

③ 移動平均線・パターン → タイミングを判断