2.節目(レジスタンス/サポート)の確認
節目とは「多くの投資家が意識する価格水準」であり、相場の転換点や加速点になりやすい場所です。
よく意識される節目
・直近高値・安値、年初来高値・安値
・キリのよい価格(1,000円、10,000円など)
・過去のレンジ上限・下限(もみ合い水準)
・トレンドライン、チャネルライン
・テクニカル指標(移動平均、ボリンジャーバンドなど)
節目の意味
・サポート(支持線):下げ止まりや反発の目安
・レジスタンス(抵抗線):上値の重さ、上昇の壁
➡ 節目を突破すると 「新たなトレンドが発生」しやすく、相場に勢いが生まれやすい。
3.移動平均線の見方(トレンドの基本指標)
移動平均線は株価の「平均的な流れ」を示すシンプルかつ強力な指標。
短期(5日・25日)と中期(75日)・長期(200日)を組み合わせて見る。
※応用:モメンタム・節目・移動平均線を合わせて判断することで、 「勢い」「方向」「タイミング」を三位一体で分析できます。
4.チャートパターン(形状から見る心理の流れ)
三角もち合い(Symmetrical Triangle)
・大きく上昇後、上下の値幅が縮小していく調整パターン。
・上放れなら上昇再開、下放れなら調整継続。 → エネルギー充電型の形。
ウェッジ(Wedge)
・値幅が徐々に狭まり、上昇ウェッジ(下辺が上向き)は弱気転換の前兆。
・下降ウェッジ(下辺が下向き)は反発局面の前兆となることが多い。
→ 頂点に近づくにつれて転換点に注意。
まとめ:3つの分析軸を組み合わせる
① トレンド・モメンタム → 方向と勢いを読む
② 節目 → 投資家心理の分岐点を捉える
③ 移動平均線・パターン → タイミングを判断

