価格を無料にしても儲けが出るしくみの作り方 | 30分で1冊。ビジネス書評ブログ

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現在、本を読まないと言われる時代に、読書の価値を見直し、日本中にビジネス書の読書習慣を広めること。そしてポジティブで楽しめるビジネス書読書を1人でも多くの社会人(社会人準備者)に広めたい。という目的を持って、読書会を開催しています。

今更ですが、
FREEビジネスを理解するために手に入れた本のうちの1冊です。

今日読んだ本です。
価格を無料にしても儲けが出るしくみの作り方/鈴木進介著

価格を無料にしても儲けが出るしくみの作り方

■あたりまえになっている無料


日本でFREEビジネスが広まってきたのは2010年位。
今は2014年で、もうだいぶ自然というか無料は当たり前という雰囲気になってきているように思います。

このFREE、無料化の背景は、3つ。
・不景気
・成熟化
・デジタル化


不景気で、消費者の財布の紐が絞まり、物を買わなくなったため、企業はなんとか買ってもらおうと価格を安くして消費者に商品やサービスを提供し始めます。
そして、一部商品やサービスを無料で提供する企業も出てきました。
消費者は、出来るだけ安いものに興味を示すようになり、企業もそれに追従するようになりました。

成熟化ですが、消費者の趣味思考が細分化してきて、提供する企業側よりも、利用する消費者のほうが企業より商品やサービスの情報に詳しいという状況になってきました。
消費者も肥えた目で、様々な企業を選ぶことができるため、企業もアレヤコレヤと消費者に合わせた商品やサービスを開発します。価格帯も各社様々に。

デジタル化ですが、これはネットの普及ですね。
ネット以前は、図書館に行ったり、書店を回ったりして調べていた情報が、検索エンジンの登場で、家に居ながらにして情報を得ることがきるようになった。またmixiやフェイスブックなどのSNSは自分の情報を発信したり、何年も会っていない友人と再会して交友を深めたりなどコミュニケーションに便利な機能が満載です。
youtubeにアクセスすれば面白い動画が見放題。
これらのサービスが、ネットではほぼ無料で提供されています。

こういう3つの背景があって、企業も消費者も「無料」の意識が育っていったと思われるんですね。

仮に、ヤフーの検索サービスが有料になったら・・・・イヤですよね。
ありえませんよね?
それくらい、ネットは無料という意識が浸透しています。


■今までとこれから


今までの無料は、試供品を無料でお客様に提供し、商品のよさを知ってもらって、有料の完成品の購入を勧めるやり方でした。

これからは、完成品だけれど無料の商品をお客様に提供し、利用していただきながら別の完成品を有料で売る仕組みが主流になってくる。

これからの例として、プリンター事業の話しがありました。
プリンターは一昔前に比べると本当に安くなりましたよね。
でも、プリンターが高い。高い割りに、直ぐなくなっちゃいます。プリンターは無料ではないですが、ほぼ原価でプリンターは販売し、絶対に必要なインクカセットを高額で販売し、利益を得るというビジネスモデルです。最近ではプリンターメーカーの収益源であるインクカセットのリサイクル企業がでてきて、メーカーの半額の値段で販売していたりしますが・・・。

デフレを経験して、財布の紐が固くなってしまった消費者に物を売るのは至難の業。
購入の入り口を限りなく低くするビジネスモデルの一つがFREEだと思います。