20241004金 | 床屋談義

床屋談義

気の向くまま、思いつくまま、脇道にどんどん逸れる。思いつきには必ず理由がある。

あーなんだったけな。先ほど大切なことひらめいたんだけど、そうだ一つはお金のことで、自分にとってお金とは嫌いで一緒にいたくない人間と離れるための役割が大きい。たとえば家族とか会社とか学校とかたとえ嫌いでもずっと共同生活を強いられる空間から逃れるためのもの。これはやっぱり実家暮らしの時の親、兄弟がきらいでも離れられない記憶が影響しているんだと思う。当時は学生だから経済的に自立していなくて離れようにもお金がなくて稼ぐ手段もなかった。ずっとずっと嫌でどうにかこの劣悪な環境から逃れたいと思っていた。たぶんこのときの影響が大きいんだと思う。もしいま家が嫌いなって出たいと思ったら、これまでなんどもあったけど、最後の最後で踏みとどまっていたけど、本気でもう無理と思うことがこの先あったとしたら、きっと近くで部屋を探すと思う。そしてその時の引っ越し費用は50万は覚悟しておかなければならない。ほんとに近所でいいのか。地方にも移住してみたいという気持ちはある。だけどそれ以上に子供の成長を近くでみたいと思う気持ちのほうが強い。

それと先ほどもう一つ頭をよぎったことは読書についてだけど、本は一人静かな空間でするよりも、ある程度雑音がある空間の方がいい。なぜか。自分にとって読書とは周りの人に対して「別にあなた達に興味はないよ。あなた達とつるんでいるより本を読んでいる方が有意義なんだよ」ということを暗に示す意思表示だから。だから周りに人が大勢いる空間で本を読むのは割と好き。一人の時は映画とかドラマとか作文をすればいい。

そして最後に一つ。あの、知り合いで、その人たち夫婦なんだけどね。割と歳がいった50代くらいの夫婦で夫が建築工事の職人さんで自分で会社やってる人で、奥さんがグローバル企業のバリバリの営業職に人でよく海外にも出張したりするの。それで子供も二人いて3歳と1歳。自分もあったことあるけどめちゃくちゃ可愛いくてよその子供でこんな可愛いと感じるなら実の親の気持ちは計り知れないだろなとか思っていて、そのうえ旦那は職人さんで不器用な感じで田舎出身の素朴さがにじみ出ているのよ。かたや奥さんは営業職しているだけに人当たりもよくて話術もあって世渡り上手そうな感じなのよ。そんな夫婦なんだけど、奥さんの浮気が発覚して、相手は仕事関係のドイツ人。それでなんと子供を連れてドイツに移住した。旦那は裁判するとかいったけど、奥さんにあなた仕事して子供二人の面倒どうやってみるつもりっていわれて、日本の奥さん名義のマンションを譲るからこれで折れてくれといわれて渋々従った形になった。それで話は収束したんだけど、数年後旦那が命にかかわる重い病を患って仕事できなくなって、生まれの宮崎に戻って余生を過ごしているという話。いやこれで何が言いたいのかというと、率直にいってこれは病気というより元奥さんに殺された。間接的にね。と思って、だって子供を引き離したんですよ。そのことが与える影響で甚大ですよ。それがじわじわとボディーブローように効いてきて、生活が不摂生になってついに限界を迎えた。いやよくあるじゃないですか。たとえばアルコールにおぼれてアル中になって人生破滅したとか、ギャンブル中毒になって破産とか、今の話の通り子供と引き離されて思い病を患ったとか。たぶんね、その背景には自暴自棄になりたいなにかが潜んでいてそれが引き金となって現実逃避に走らせるんですよ。だから表面的な原因だけをみるんじゃなくてその裏にはなにがあるのか本当の原因を探ることが大切だと思ったっていう話。