FXで勝ちたかったら読みなよ! 2024年7月27日(土) 日銀とFRBの金融政策に注目、円安反転なるか!?

前回7/20のコラムで株式市場が下落することに伴いリスクオフになり、投機筋の円売りポジションが解消され、大きく円高に動く可能性についてお話ししました。

 

 

 

先々週から日経225が4000円以上暴落しています。

 

株式市場の下落に伴い為替も全通貨に対して円高が進んでいます。

 

為替が大きく円高に傾いた理由は、株の下落だけではありません。

 

自民党の河野大臣と茂木自民党幹事長が、日銀の利上げを促すような発言をしたことも円急騰一つの要因となっています。

 

政府としても物価上昇を抑えるために円安を止めないといけない、という強い意志を感じます。

 

一方で、日銀の政策決定は、日銀法で政治と独立しているのですが、政府の意向を全く無視するわけにもいかず、7月30,31日の日銀の金融政策決定会合でも利上げをマーケットは織り込みつつあります。

 

ドル円の日足チャートを見るとこの1-2週間で10円も下落していることが分かります。

 

ただ、本当に日銀は7月の金融政策決定会合で利上げが出来るでしょうか?

大いに疑問です!

 

投機筋などは、日銀の利上げを見込んで、これまで積み上げてきたキャリートレードの円売りドル買いを解消してきました。

 

ブルームバーグがエコノミストを対象に実施した調査で、来週の会合で国債買い入れの減額計画と共に追加利上げを決めるとの予想は3割程度にとどまっています。

 

私も同意見で、日銀が利上げをするには時期尚早だと思います。

 

実質賃金のマイナスが解消されない状況で、しかも物価上昇により消費が落ちている現状で利上げをすると景気後退に陥るリスクが大きく高まります。

 

仮に、日銀による国債買い入れ減額の規模が市場予想を裏切るような数字となったり、日銀の利上げを7月の会合で見送るようなことになったら円は大きく売られることになるでしょう。

 

7月29日の週のFX戦略は、何と言っても日銀とFRBの金融政策決定会合に大注目です。

 

決め打ちは危険ですが、日銀が利上げする確率が低いとみれば、ストップロスを入れて円売りを仕掛けるチャンスだと思います!

 

私はすでに昨夜の153円前半の円高局面でドル、ポンドなど買いポジションを仕込みました。

 

ドル円であれば、153円前半~中半は買い推奨です!