2024年6月15日(土) ドル円は膠着レンジ相場、ユーロドルの売りチャンス?!

ドルは底堅い動きが続いています。

前回6/8のFX戦略ブログで予測した通り、スイスフランも大きく上昇しています。

 

 

 

 

昨日は、日銀の金融政策決定会合がありましたね。

日銀会合後の植田総裁の会見での発言もあり、ドル円相場は大きく動きました。

こちらはドル円の30分足チャートです。

 

一時158.2円までドル円は急騰しましたが、高値は続かず157円前半で引けています。

 

日銀が金利据え置きを決定したのはマーケットの予想通りでした。

 

ただ、事前報道にあった国債買い入れの減額については、
「次回会合で具体的な減額計画を決定」としてことで市場は「失望の円売り」となりました。

 

さらに、植田総裁が、追加利上げの判断は経済・物価指標次第であり、利上げに慎重な発言があったこともマーケットの失望を誘いました。

 

私ももしかしたら、前回の日銀の金融政策決定会合で植田総裁の不適切な発言からドルが急騰したことがあったので、今回はタカ派的な発言が出ると予想していたのですが、全く肩透かしでした。

 

ドル円は完全にレンジ相場になっており、今後158.8

円を抜けない限り、膠着状態が強まりそうです。

私は、ドル円は157円台ですべて利益確定しています。

 

引続き156円台で押し目を買い狙いたいですが、大きく上値が伸びるような状況でもなく、逆にドル下落リスクが高まっているとも考えているので、今はポジションを大幅に落としています。

 

今、注目しているのはユーロドルの動向です。

⇩はユーロドルの8時間足チャートです。

ユーロ急落の理由は、フランスのマクロン大統領が6月9日に、仏国民議会(下院)の解散に踏み切ったことです。

 

これは全くのサプライズでした。
勝ち目のない選挙に踏み切ったとして、党内でもかなり反発が出ているようです。

マーケットが嫌うのは、不可実性です。

 

ユーロに政治的リスクが高まってきたので、ユーロはしばらく売られやすくなると思います。

 

今週のFX戦略はユーロドル売りです。

 

売りポジションの仕掛けポイントは、1.085ドルあたりが理想ですが、1.08ドル超えは売りのチャンスととらえています。