自分の人生を生きていると思っていても、日々の判断や行動の多くを、人に委ねてしまっている人がいる。
今している行動は、自分からしようと思ってしている行動なのか。その判断は、自分の意志に基づくものなのか。日々のあらゆる活動は、全て自分から湧き出るものでなくてはならないんだ。
朝起きるという、何気ない行為にしてもそうだ。自分が今起きたいと思って起きるのか、何かに強制されて起きるのかでは一日のクオリティも全く違うものになる。
出社時間が決められているから、仕方なくその時間に起こされていると感じていては、きっと一日中何かに強制されている感覚になってしまうだろう。そこに自分はなく、ただ人や他の何かに動かされているロボットと同じだ。
自分の意志でその時間に起床し、自分の意志でその仕事を選び今勤めているんだという心持ちでいれば、何にも強制されていない自由な自分を感じられる。
しなければいけないからするんじゃない、自分がしたいからしているんだという心持ち。
上司に言われたからやるのではなく、言われてもやらないという選択肢もある。でも、自分はやるという選択肢を選んだ。自分の意志で、その仕事を全うしているんだ。
仲間に誘われたときも、みんなが行くから行くというのでは、そこに自分はない。自分が行きたいのか行きたくないのか、判断に使う材料は自分の気持ちだけなんだ。
人は、誰かに強制されたり、自分の意志とは反することをするときに大きなストレスを感じる。
普段仕方なくやらなければいけないことも、これは自分の意志で選んでやっているんだという見方・捉え方ができれば、もっと自分にも自信がもてるようになるはずだ。