
19日アジア市場では、緩やかな円売り地合いとなり、主要通貨は対円で、この日の高値を更新した。欧州市場に入っても、その流れは変わらず、継続中。
日本時間15時30分から始まった黒田日銀総裁の会見。その中で、「消費者物価指数(CPI)について、消費増税の影響を除き1%を割る可能性がある」との考えを明らかにしたことで、市場ではさらなる追加緩和期待が膨らんだ。ドル円は117.22円付近から一時117.44円付近まで上昇し、この日の高値を更新。クロス円も連れ高となった。
また、2年で2%程度の物価安定目標という旗を降ろしておらず、時間的なことを考えると追加緩和もなくはないと。会見では政府との齟齬も見られなかったことなどが背景あり、市場では前向きにとらえたようだ。
さて、今夜はFOMC議事要旨に注目が集まる。テーパリング(緩和縮小)終了を決定した際の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が公開予定。今回、利上げの時期に関する具体的な議論や、失業率の低下や賃金の先高観が強調されていたりすれば、タカ派寄りと受け止められれば、米金利上昇を通じてドル買いになりやすいとの声がある。一方、低調なインフレ率に焦点が当てられていればハト派との受け止められた場合、米金利が低下し、ドル売りに反応する可能性があるとの見方がある。FOMC声明発表時、タカ派的と市場が受け取ったことがあり、実際の内容を受け、逆の内容と受け取られかねないおそれがあるというので、十分注意したい。株価、為替とも高値圏にきているだけに。
◇指標
21:00 米週間住宅ローン・借換え申請指数(米抵当銀行協会)
22:30 米10月住宅着工件数(商務省)
◇イベント
18:30 英金融政策委員会の11月分議事録
03:00 10月28─29日の米FOMC議事要旨発表
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