8日に発表された12月の米雇用統計が弱い内容だったことから米国の早期金融引き締め観測が後退し、11日にブラード・セントルイス地区連銀総裁が「米金利は長期間、低水準にとどまる可能性がある」との考えを改めて明らかにしたことなどから、週明けの東京市場はドル売りが進行した。
しかし、12日に中国の銀行預金準備率の引き上げが発表されたことから、景気回復が鈍化するのではないかとの見方が広まり、株安、原油安、商品相場の下落等を背景に、リスク回避姿勢が強まり、円買いが進行した。
一夜明け、13日には今回の中国の金融引き締めは中国経済の成長への足かせにならないとの見方が優勢となり、リスク選好姿勢が回復した。一方、同日、センタンス英MPC委員が「英中銀は利上げを検討する可能性も」と発言したことが伝えられ、ポンドは対主要通貨で上昇。
14日にトリシェECB総裁が記者会見で「強いドルは重要」、「ユーロ相場について、ユーロ相場について、強いドルに関するFRB議長のコメントは重要」等の見解を示し、ギリシャについて、「特定の国のために担保ルールを変更することはない」、「ギリシャが発表した計画、注意深く検討していく」等の考えを明らかにした。ギリシャの信用不安が根強く、ユーロは対主要通貨で軟調。
上述のような経緯を経て、マーケットはここ数カ月のレンジを大きく抜けることはなく、推移したようだ。
まだ、市場は本格的に始動していなのかも知れない。そのきっかけが、いつ、どのようにして、起こるのかはわからないが、常に市場の動向に気を配っておく必要があるのではないだろうか。そのためにもポジション管理・リスク管理に注意したい。
では、この辺で。
良い週末を。