• 日   日銀短観
  • 豪   5月小売売上高      
  • 豪   5月住宅建設許可件数
  • 米   週間失業保険申請件数
  • 米   6月ISM製造業景況指数
  • 米   5月仮契約住宅販売指数
  • 米   5月建設支出   

昨日は東京引け後にユーロドル、豪ドルが急速に値を戻し、このところ売られ続けた

これら通貨に反発の気配もありました。

欧州各国の株価が上昇から始まったことを受けた反発でしたが、NY市場では

逆に、株価が大きく下げ再び売られる展開でした。

特に、豪ドルの下落が目立ちます。このところの商品市況の下落に加え、資源輸出のメドと

なる「バルチック海運指数」も下落していることが原因と思われます。



ユーロはアジア市場での1.21台後半から1.22台後半まで買い戻されたものの、

上値は重く、いつものように売りが優勢の展開になっています。

このところ1.21-1.23台の展開が続き、約1ヵ月間程1.2台割れは避けれてはいるもの

本格的な反発には程遠い展開です。

米経済の先行きに厳し見方が出、ドル安材料の中での「ユーロ安」がつづいているわけですが

それほど「根が深い」ということになります。



昨日はADP雇用者数が予想を大きく下回っていたことがリスク回避に繋がりました。

雇用者数の増加は続いているものの、その勢いは鈍化しており、この傾向が続けば再び

マイナスに転じる可能性も出てきました。

ADP雇用者数は明日発表の雇用統計の前哨戦だと言われています。

両者の間には明確な相関関係はありませんが、雇用者数の増減のトレンドについては

ある程度似たような傾向を示します。

今回の数字が事前予想をかなり下回ったことで明日の非農業部門雇用者数も、下振れリスクが

高まったと言えます。

現在、市場では同指標は前月比マイナス11万人程度になると予想していますが、このマイナス幅が

どこまで拡大して行くのか、今後の相場の行方に大きな影響を与えます。

そしてさらに、本日のISM製造業景況指数にも注目が集まります。

この春まで米景気は製造業の回復が景気全体を引っ張ってきました。

先月の数字は59.7で市場の予想は59.0です。

「50」が景気の好不況の分かれ目ですが、こちらも下振れリスクが高いと見ています。



NYの株式市場が下げ止まりません。

この4日間の下げだけでも380ドル程下げています。

世界の株式市場のベンチマークだけにNYダウが反発しないとリスク回避の動きも

止まりません。

米長期金利の低下がドル安円高の一因だと言われますが、これも、NYダウがどこで

反発するのかということと「同義語」です。



テクニカル的には今夜あたり反発が期待できますが、これも発表される経済指標次第です。

上記のように、下値リスクの方が高いことから軟調な数字が出れば、ドル円の88円割れ、

ユーロドルの1.21台半ば割れも考えられます。

その結果リスク回避の動きが一段と加速し、円全面高の展開が予想されます。



もちろん、好調な数字がでれば反発も期待できますが、現在の市場は、どちらかと言えば

「悪材料」には素直に反応し、「好材料」には反応しにくい状況になっています。

今朝発表される「日銀短観」も改善が見込まれています。

トータルで見渡せば、やはり円高リスクの方が高いと言わざるを得ません。
  • 独   6月失業率  
  • 欧   6月ユーロ圏消費者物価指数                
  • 米   6月ADP雇用者数   
  • 米   6月シカゴ購買部協会景気指数             

リスク回避の動きが加速しています。

リスクの高い株式が嫌われ、資金が債券市場に流れ込み、株安債券高の流れを

鮮明にし、為替市場ではより安定した円が買われ、ユーロ、豪ドルなど主要通貨が

売られています。

ユーロは1.21台半ばまで下落し、先週の戻り高値から300ポイント以上の

ユーロ安水準を付けています。

この日は豪ドルの下落も目立ち、対ドルでは前日比200ポイント以上も売られて

主要通貨ではドル高が鮮明です。



円はそのドルに対しても強含んでおり、円の一人勝ちといった状況です。

この展開は今月の初め、5月の米雇用統計発表直後の様相と似てきました。

市場参加者は米景気に対し、これまでの楽観的な見方から先行きに懸念を抱き始め、

これがリスクを回避する行動に走らせています。

円は約2ヵ月振りの88円台前半まで買い進まれ、ユーロは対ドルで売り込まれて

いることから、ユーロ円では107円台前半まで円高ユーロ安が進みました。

本邦輸出企業のユーロ売り予約の遅れも指摘されていましたが、昨日の動きは

まさに、痺(しびれ)れを切らしてユーロ売りに走ったと思われます。

ユーロ円の下値についてはサポートラインが見当たりません。

一目均衡表の「基準線」も月足まで下向きとなり、ユ-ロ円の下落を示唆しています。

サポートになるかどうかわかりませんが、心理的な節目として「105円」ということに

なるのでしょうか。



リスク回避加速の流れは、昨日の朝方の上海株式市場の下落がきっかけでした。

日経平均はそれまで50円程度のプラスで推移していましたが、上海が大きく下落

したことを見て、急速に下げ足を速め、一時、前日比マイナス180円を記録。

これを見て為替は節目であった89円を割り込み88円台へと突入して行きました。

欧州市場でも株価下落は止まらず、そのままNY市場へと波及した形です。



昨日も書きましたが、この流れは米経済に決定的は好材料がで出ないかぎり変わらない

と見られます。

FRBのバーナンキ議長は昨日オバマ大統領と会談し、米経済の現状について

意見交換をしました。

詳細は明らかにされていませんが、「米経済が力強さを増しつつあり、回復過程にある」

との見方で一致したとブルームバーグは伝えています。。

しかし、現状では明らかに米経済は回復力を低下させており、今週末の雇用統計での

内容では、もう一段の米労働市場の悪化が示される可能性があります。



NY株式市場の大幅下落を受けて今日の東京株式市場も大幅な下落が予想されます。

株価の下落は「円買いドル売り」材料と見られることから、ドル円の下値を試す展開に

なりそうです。

NY市場での円の高値88円29銭が意識されますが、この水準の抜けると、

5月6日の、あのNY株式市場が1000ドル近い暴落を見せた際に記録した

87円94銭が視野に入ってきます。

次々にサポートラインを切って、じり高が続く円ですが過熱感は見られません。

週末の米雇用統計で流れが変わる可能性もありますが、よほどのポジティブサプライズ

でない限り、リスク選好は高まらないと観ます。