FXは比較的とっつきやすい金融取引商品である。
為替レートが上がるか、下がるかの2者択一の単純なギャンブルである。
株取引のような、個社知識はいらない。
また、市場が大きいため一部の思惑で操作されにくい。
操作には国家予算的な規模が必要だったりする。
マクロで見れば国際的な経済情勢を反映しているが、
日々のミクロな部分は意外と勝手な動きをしている。
そんなこともあって、必ずしも経済学の専門知識を必要としない。
大体において、グラフを見ての勘というか、補助線を引っ張っての尤もらしい予想だったりする。
人間の心理と言うか、グラフを見ていると何となく方向感が予想できそうな気がするものだ。
しかし、所詮、傾向予測であって、事実は勝手に起きることであり、
それゆえ損切りとかのルールを決めていたりする。
機械的に事実に即してルール通り動けば儲かる、そんな幻想を描きやすいが、
実のところ細切れにしてローリスク・ローリターンで小銭を稼いでいるに過ぎない。
必ず大儲けできる万能なルールがあるなら、自分一人それを使って何十億でも儲ければよいはずで、
そうせずに、そんなルールがあると、ノウハウと称して売られているものがたくさんあるということは、
きっとそっちの方が、結局は確実に儲かるということなのであろう。
取引でまっとうに勝負するより、なぞのノウハウを売る方が儲かると。
自分はそういうのは好きではない。
結局、為替で確実に儲け続けると言うのは、そうそうたやすいことではないと思う。
時折やって来る、またとないチャンスをつかめれば儲かることもある。
本当に筋が読めることはある(読める人もいる)、その時に勝負できる人が強い。
そういう意味では、FXは日々コンスタントに儲けるのには、向かないものだ。
何年か、何ヶ月かに一度来るチャンスの波をつかめる者が儲けられる。
それと、日本人は良くも悪くも「皆で渡れば怖くない」みたいな傾向が強くて、
「強いトレンドだ、」とか言って、
結果的に同じ売買行動をしていることが多い気がする。
だから裏をかかれやすい。国民性かな。
もうひとつ、FXが流行る理由は、今のIT技術が極めて効率的に適用されているからであろう。
複雑な手続き書類も必要とせず、ゲーム感覚で最小限の手数料で瞬時に取引ができてしまう。
そんなまっとうな感じが人気を集める一つの理由だと思う。
画して、FXはカネ儲けの期待に溢れた個人の財産を大量に集め続けている。
大けがしない程度に小銭稼ぎする分にはよさそうなもの、そう思うのだが。。。