マンション傾き問題 | 橋のお勉強ブログ

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建設コンサルタントに勤め、橋の設計をしてます。
前職をリストラされ、今の会社でのんびり契約社員で働いてたところ、女性活躍のビッグウェーブにのみこまれ、ついに正社員へ。色々不安を抱えながらも、マイペースで頑張っていこうと考えてます。

こんばんは、にゃんこです!


横浜市のマンションが傾いてるってことで大問題になってますね。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20151028-00000064-nnn-soci


お仕事で、杭種、杭径、杭長の検討をしてるので、今一番気になるニュースです。


傾いた原因は、杭が2mほど、支持層に届いてなかったこと。


柱状図を見たわけではないんですが、うわさには、N値0の層が続いて、支持層という軟弱な地盤だったとか。そりゃ、傾くわ。


で、最近、ボーリング位置が計画箇所から、2mずれてたせいで、杭長が足りなくなったから、三井住友にも責任があるとかっていう、罪のなすりつけあいが始まった模様。



三井住友建設曰く、

「地盤調査はあくまで固い地盤までの深さの推定値を出すためのもので設計ミスではない」


ボーリングなんて、そもそも建築だと4隅と中央くらいですかね?そんな精度でおこなってるのに、2mのずれを問題にしようとするなんて、ナンセンスですよね。(°Д°;≡°Д°;)


しかし、地盤ってのは、ほんと不確定で、こわいですね!!

地盤定数の設定は、慎重に!!!