負けトレード解説7回目の解説編です。
ドル円1分足ですが、赤色矢印で買って、黄色矢印で損切りしました。(スプレッド込みで約10pipsの損切り)
1分足だけでは判断が難しいかと思いますので15分足も掲載しておきます。
ドル円15分足
というのが問題でした。
では、私なりの解説をしたいと思います。
まずエントリーの根拠ですが、緑色の高値まで一気に上昇しているので押したら買いたいというのは当然の判断かと思います。
ですが、気になるのが赤色線で示した逆V字回復です。
1分足の逆V字回復くらいは気にならないという方も多いでしょうが、上昇分を一瞬で否定されていますので「すぐには買えないかも?」くらいの判断が必要だったかもしれません。
その後、黄色丸で軽く揉み合い、この揉み合いを下に抜ければ買いにくくなるのですが、上に抜けたということで買ったと考えられます。
この判断は問題ないと言えるのかもしれませんが、直前に逆V字回復しているので緑色丸の高値まで届かないかもと私だったら考えます。
ですので、獲れたとしても10pipsちょっとくらいで、今回の損切りも約10pipsなのであまり美味しいトレードとは言えません。
更に15分足を見ると、
緑色丸の高値が見える範囲内での最高値であれば買いやすかったのですが、少し上に黄色丸の高値があるので今回のエントリーポイントだとすぐ近くに2つの壁があることになります。
黄色丸の高値まで一気に上昇しているので下げ始めたら早いかも?ということを考えると、買うにしてももっと押してからの方が良かったように思います。
一方で、15分足で見た方が買いやすかったとも言えます。
1分足だと逆V字回復していますが、15分足だとオレンジ色線で示したようにV字回復しています。
V字回復したのでちょっと押したところから買うというのは私もよくやるエントリー方法ですが、今回の赤色矢印辺りがちょうどそのポイントになります。
ですので、15分足を使ってエントリーしている方にとっては特に問題のないトレードだったとも言えます。
ただし、1分足の時と同様、緑色丸と黄色丸の高値が近くにあるという認識は必要でした。
次に損切りに関してですが、
黄色丸の揉み合いを上抜けたことでエントリーしたので、この揉み合いを下抜けたことで損切りしているので問題はありません。
問題はないのですが、黄色丸の揉み合いを上抜けた後にオレンジ色線まで一旦下げ、ピンク色線で示したような動きになればポジションを保持しても良かったと思うのですが、そうはならずに下げ始めたので微損で逃げるという手もあったかと思います。
ですが、これは出来上がったチャートを見た上での結果論であり、黄色丸の揉み合いの下限辺りから一気に上昇したかもしれないという可能性を考慮すると何とも言えないというのが正直なところです。
今回はちょっと煮え切らない感じになりましたが、チャートを見ていて「ここは問題になりそう!」と思い急遽記事にしたという次第です。
負けトレードには必ず負けた原因があるのですが、今回の負けトレードに関しては自力ではどうしようもない負けの部類に入るかと思います。
利確目標が近いという問題点こそあるものの、エントリーポイントと損切りポイントに関しては大きな問題点はなく、流れに沿った押し目買いを選択しています。
相場に絶対はない以上、環境認識やエントリーポイントに問題がなくても負けることがあるということを知るのも重要かと思います。
今回の負けトレードは良い負けと言っても過言ではなく、1回目の負けトレード解説での負けのようなレベルの低い負けではないということをしっかりご理解ください。
良い負けだろうが悪い負けだろうが負けは負けかもしれませんが、今回の負けトレードをした方は今後勝てるようになる見込みはかなりありますが、1回目のような負けトレードを続けている方には光明は見えてこないでしょう。
以上です!