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予想とは「物事の成り行きや結果について前もって見当をつけること。また、その内容。」のことです。(goo辞書より)

 

FXの世界において予想というのは、例えば「今日のドル円は上昇(下落)する」とか、「今日のドル円は130円に到達する」というようなことかと思うのですが、個人的には予想なんて絶対にしません。

 

その理由は、相場に絶対はありませんし、 上に行くか下に行くかなんてことはわからないからです。

 

チャートを見て上(下)に行く可能性の方が高いという判断は可能ではありますが、指標や要人発言等でこの判断は簡単に覆されることがありますし、予想することで買い(売り)ありきで考えることの怖さを何度も経験しているからです。

 

この怖さというのは、例えば「今日のドル円は上昇する」と予想した場合、買うことしか考えず、エントリー後に逆行しても損切りが遅れたり、上昇することを前提で考えているので無謀なナンピンなんてことをしてしまうからであり、私は何度もこういうことで痛い目に合っています。

 

上昇すると予想したとしても、予想が外れた際にすぐに気持ちを入れ替えられるのであれば予想しても良いのかもしれませんが、このような柔軟な対応ができるのであればわざわざ予想する必要はないと考えています。

 

 

 

 

では、今日の記事タイトルである「FXは予想するのではなく○○!」の○○の部分ですが、これは、

 

複数の動きのパターンを事前に想定しておく

 

です!

 

具体的には、

 

ドル円15分足

 

現在値から赤色矢印で示したように一気に上昇するかもしれませんし、黄色矢印のように一気に下落するかもしれません。

 

オレンジ色線辺りで上昇の勢いが止まって下落するかもしれませんし、緑色線が固く、ここから上昇するかもしれません。

 

結局のところ、トレードプランを考えるのと同じことなのですが、複数の動きのパターンを想定しておくことで色んな動きに対応できます。

 

「上に行く!」と予想し、その予想が外れて何もできないのと、複数の動きのパターンを想定し、どんな動きにも対応できるのとどちらが良いですか?

 

ギャンブル的発想で「今日は上に行くと予想する!だから買う!外れたら終了!」くらいの割り切ったトレードをするのであれば予想というもアリかもしれませんが、変幻自在にトレードできた方が長い目で見れば勝てる可能性は高いかと思います。

 

 

上で「予想することで買い(売り)ありきで考える」と書いたのですが、これは予想しているかどうかに関係なく最初から買い(売り)しか考えていないというトレーダーさんが多いかと思います。

 

買い(売り)しか考えておらず、エントリー後に思惑とは違う方向に動いた場合に迷うことなく損切りできるのであれば良いのですが、買う(売る)ことしか考えていないとどうしても損切りが遅れたり、損切り後に熱くなって再度買い(売り)なんていうことをしているトレーダーさんも多いでしょう。

 

買い(売り)の比重を上げるのは問題ないかと思うのですが、比重を上げても逆の立場のことを考えておく必要があり、複数の動きのパターンを想定しておけば「買い中心で考えていたけど、一旦ニュートラルな状態にして待とう」なんていう柔軟な対応が可能になってくるかと思います。

 

FXの世界に上と下だけではなく、斜め右上(下)とか斜め左上(下)なんていうものがあるのなら対応も大変でしょうが、上か下、買うか売るかの世界ですので逆の立場のことを考える余裕を持って頂ければと思います。

 

以上です!

 

 

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