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今回の記事は【FX】負けトレード解説①の解説編となります。

 

1つ前の記事をご覧になっていない方は、

 

 

ドル円1分足で赤色矢印で売って、黄色矢印で損切りした負けトレードの問題点を考えてから続きをご覧ください。

 

 

 

 

 

 

では、私なりに解説したいと思います。

 

まず、一見して問題だと思うのは下げている途中で売っていること、つまり戻りを待てていません。

 

この負けトレードをした方もオレンジ色線を引けており、このラインを下抜けたのでエントリーしたかと思うのですが、下抜けた瞬間に下に走ったのでエントリー位置が悪くなったと考えられます

。(ちなみにこの負けトレードは架空のものです)

 

また、オレンジ色線を下抜ける前にも売られており、そうなるとかなり売られた後に売っていることになり、やはり戻りを待てていません。

 

チャートの左側を見ると、少なくとも1分足では壁がないのでエントリー後に一気に伸びた可能性もあるのですが、エントリー後の黄色丸で上下にヒゲを出してその後上に行っています。

 

この段階で「スンナリ下げなかったな~」と思えたかどうか?

 

思えたのであれば微損で決済することも可能だったでしょうが、そもそも今回のエントリーで損切りはどこにする予定だったのでしょうか?

 

オレンジ色線を下抜けたので慌てて入ったというのであれば恐らく損切りポイントは決まっていない筈です。

 

もし決まっていたとしたら、エントリーの根拠はオレンジ色線を下抜けたことだと思うので、オレンジ色線をほんのちょっと上抜けた黄色矢印で損切りしたのは問題ないのかもしれません。

 

ですが、ほんのちょっとだけ抜けてその後に思惑の方向に動くなんてことは珍しくないですし、エントリー位置が悪かったからこそ最低でも20pips以上の損切りがエントリー時に決まっていた訳です。

 

その後の動きを見ると・・・

 

 

黄色丸の後に軽く上昇した後、一気に下げます。

 

左側の緑色丸で下ヒゲを2本出しているのですが、このヒゲの後に上昇し始めた辺りで決済していれば約20pipsの利益でしたが、チャートの左側に壁がないのでここで決済する人は少ないかもしれません。

 

その後、右側の緑色丸でも下ヒゲを2本出し上昇するのですが、この段階で安値を切り上げたことになります。

 

この上昇し始めた時に「あっ、安値を切り上げたので一旦決済しておこう」という判断ができていれば建値か微損だったかもしれません。(緑色矢印辺り)

 

とは言え、このような判断をしなければならない理由はエントリー位置が悪いことであって、オレンジ色線を下抜けたということが強いエントリーの根拠と考えるのであれば、ここで決済する理由はあまりないように思います。

 

最終的には黄色矢印で損切りする訳ですが、黄色矢印というのはオレンジ色線を下抜けた後に再度戻ってきたところなので、この辺り(ピンク色矢印)からやっと勝ち組と呼ばれる人達が登場する訳です。

 

ピンク色矢印で売っていれば最高で70pipsくらい獲れるトレードが可能だったのですが、オレンジ色線を下抜けたので慌てて売った今回のトレードとじっくり戻りを待った後者との差は歴然かと思います。

 

 

最後に今回のトレードの反省点と今後に向けてですが、

 

・下げている途中では売らない!

 

これは以前の記事でも書いたのですが、エントリー前に現在値のほんのちょっと左側を確認するだけで負けトレードを簡単に減らすことができます。

 

・戻り売りに徹する!

 

下げている途中では売らないと、戻りを待つというのを同じ意味に考えられれば良いのですが、下げている途中では売らないということが徹底できたからと言ってすぐに戻りを待てるとは限りません。

 

ですので、下げている途中では売らないということが徹底できた後は、今は戻っている最中かどうかを確認するようにしてください。

 

・飛び乗りはしない!

 

急に動くと反応してしまうのはある意味人間の本能かと思うのですが、本能のままにトレードしても勝てませんので、急に動いたらチャンスだと考えるのではなくピンチだと考えるようにし、一旦落ち着いて戻り・押しを待てるように鍛えてください。

 

実際には飛び乗りできるパターンもあるのですが、まずは基礎・基本を固めてからです!

 

・エントリー前にどこで損切りするか決めておく!

 

飛び乗りするようなトレードで事前に損切りポイントを考える余裕はないでしょうから、「ここで損切りする!」と決めてからエントリーするようにしてください。

 

 

結局のところ今まで書いてきたこととほぼ同じなのですが、実際の負けトレードについて自分で考えた後であれば腑に落ちると言いますか理解しやすいのではないかと思います。

 

基本・基礎を当たり前にやれば結果は出るのですが、当たり前のことができないから結果が出ないという極めて単純な理屈です。

 

複雑なことを複雑にこなすなんてことになればFXは厄介だな~と思うのですが、以前の記事で書いた通り、FXを難しくしているのは結果がでない貴方自身の問題だと思います。

 

基本・基礎を千本ノックのようにやる!

 

これで十分だと思います。

 

 

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