本日の相場20130325 | チャートから学ぶ!勝利の法則☆★チャート王  スノーキー☆★FX・外国為替

本日の相場20130325

ドル円日足
短期的な上下が激しく嫌になります。
市場はキプロスの問題に翻弄されています。しかし今朝の報道では、キプロスと支援する側が
一定の支援合意に至ったとの報道で不安定さは一部解消された感じです。
本日は週初めの為、数か月単位でのチャートを見てみました。
円安トレンドだったドル円は、78円台からスルスルと96.70まで一気に上昇しました。
高値96.70(2013/3/12)
安値90.85(201302/25)
今後のトレンド形成には、上記2点をどちらへ突破するかになると思います。
現状の戦略としては、長期的には円安トレンドですので、基本買いから入ることとして、安値に
近付けば買い。
安値更新したときは、損切りして、下落が止まってから買い。
高値更新で買いとしたいです。
※円安とみているので、売りからは入らない。
※中途半端な高値では買わない。





ポンド円日足
高値147.97(2013/2/7)
安値137.82(2013/2/26)
長期的には円安トレンドとみているので、基本買いから入る。売らない。
中途半端なところでは買わないを忠実に守りたいです。
あわててポジションをとることはないです。安値に近付くか、高値更新したら買いましょう。





ユーロドル日足
高値1.3711(2013/2/1)
安値1.2843(2013/3/19)
キプロス問題で、やや明るいニュースが伝わり、ユーロが買い戻されています。
中期トレンドは下落トレンドで、戻りは1.3100付近がレジスタンス(抵抗)にあいそうです。
下落相場と判断します。
いったんキプロス問題は落ち着いていますが、以降の対応によっては混乱の芽(ユーロ安)はあると思います。






※各通貨急落の理由
ユーロ圏の小さな島国にキプロスという国があります。
キプロスも例にもれず、国際的な支援を申請している国です。
その支援策が先週末に決定しました。簡単にいえば。

あなたの国を支援しましょう。ただし国民にも負担をしていただきます。
今現在、銀行に預けている資産(国民の貯金)に対し、キプロス政府は下記を課金しなさい。
10万ユーロ以上の貯金に対し、9.9%
10万ユーロ以下の貯金に対し、6.7%
というものです。日本でいえば、1200万円貯金している人は、120万円を税金としていただくこ
とに決定しましたと、突然言われたのと同じです。
当然 キプロス国内ではATMから現金を引き出す人が続出。
あっという間に、ATMから現金がなくなったようで、貯金を下ろせない人が続出しました。
現在は、一切の人が、銀行・ATMからお金を引き出せないようです。

キプロスは、ユーロ圏内での経済に占める割合はたかだか、0.2%でたした問題ではありません。
投資家が気にしているのは、他に支援を申請している国を支援する際にもこういった処置が適
用されたらユーロ圏は大変なことになるぞと考えリスクオフとなっているにすぎません。

すなわち、今回の円買い等は、一時的な動きであり、落ち着いてくるともともとの円安トレンドになる。
と考えます。資金に余裕があれば下値では円売りを行いたいです。

3/19追記(ユーロ買い材料)
キプロス国民への課税処置は、一回のみで、他国の支援方法としては適応しない。
キプロス国民への課税率は、資産の少ない人へは、率を見直すこともある。

3/21追加(ユーロ安材料)
課税法案をキプロス議会は否決
課税内容の見直しを含め協議中
EU、IMFは課税案もしくはそれに代わる案を、実行しない限り支援は行わないと表明

3/25(ユーロ買い材料)
キプロスとトロイカ(EU圏)は、キプロス支援を大枠で合意した。





総括
ドル円は、レンジ相場
ポンド円は、レンジ相場
ユーロドルは、下落相場