本日の相場20130319 | チャートから学ぶ!勝利の法則☆★チャート王  スノーキー☆★FX・外国為替

本日の相場20130319

ドル円日足
前日は窓を開けてスタートしましたが、現在は値を戻しています。
長期的には円安トレンドは明白なのですが、最近は一本調子の上昇ではなく
上がったり下がったりしながら結局は円安という流れです。
とりあえずキプロス問題に関しましては、落ち着いたと思いますが、まだ決着はしていないので
円高への警戒だけはしておきましょう。




ポンド円日足
144.00付近まで戻しています。
ドル円と同じく、多少の上下を繰り返しながら、長期的には円安トレンドです。




ユーロドル日足
1.2944まで買い戻されています。
が、1.3000のサポートされていたレンジに比べれば、一段下がったイメージです。
チャート的に1.3000-1.3150のレンジ相場を下方向へブレイクしていますので
方向は下方向です。
いったんキプロス問題は落ち着いていますが、以降の対応によっては混乱の芽
(ユーロ安)はあると思います。




※各通貨急落の理由
ユーロ圏の小さな島国にキプロスという国があります。
キプロスも例にもれず、国際的な支援を申請している国です。
その支援策が先週末に決定しました。簡単にいえば。

あなたの国を支援しましょう。ただし国民にも負担をしていただきます。
今現在、銀行に預けている資産(国民の貯金)に対し、キプロス政府は下記を課金しなさい。
10万ユーロ以上の貯金に対し、9.9%
10万ユーロ以下の貯金に対し、6.7%
というものです。日本でいえば、1200万円貯金している人は、120万円を税金としていただくこ
とに決定しましたと、突然言われたのと同じです。
当然 キプロス国内ではATMから現金を引き出す人が続出。
あっという間に、ATMから現金がなくなったようで、貯金を下ろせない人が続出しました。
現在は、一切の人が、銀行・ATMからお金を引き出せないようです。

キプロスは、ユーロ圏内での経済に占める割合はたかだか、0.2%でたした問題ではありません。
投資家が気にしているのは、他に支援を申請している国を支援する際にもこういった処置が適
用されたらユーロ圏は大変なことになるぞと考えリスクオフとなっているにすぎません。

すなわち、今回の円買い等は、一時的な動きであり、落ち着いてくるともともとの円安トレンドになる。
と考えます。資金に余裕があれば下値では円売りを行いたいです。

3/19追記(ユーロ買い材料)
キプロス国民への課税処置は、一回のみで、他国の支援方法としては適応しない。
キプロス国民への課税率は、資産の少ない人へは、率を見直すこともある。


総括
ドル円は上昇相場。
ポンド円は、上昇相場。
ユーロドルは、下落相場。