去年の正月に、表計算で複利のシートを作りました。
月に何パーセント増やせば一年後にいくらになるか、という定番のやつです。
……これ、一回いくら負けていいんだっけ。
閉じる直前に、その欄がどこにも無いことに気づきました。
増える側の計算だけ、きれいに全部埋まっていたんですよね。
この正月にシートを作り直した話を、そのまま書きます。
最初に入れたのは、増える率のほうではありませんでした。
こんばんは!
まさしです^^
今回やめたのは、たどり着きたい金額から逆算することです。
代わりに先へ置いたのは、一回で失っていい額のほうでした。
その額から数量を出して、残りは結果として受け取ります。
半年やってみて、月末に慌てる回数がはっきり減りました。
増える側の計算だけが全部埋まっていた、正月のシートの話です。
✅ 作っている間は、かなり楽しかったです
正直に書くと、あのシートを作る時間は楽しいんですよね。
率を少し上げると、一年後の数字が大きく跳ねます。
もう少し上げたらどうなるかな、と手が止まらなくなります。
気づいたら、無理のある率まで入れて眺めていました。
ここまでは、たぶん多くの方が通る道だと思います。
問題は、この作業のあいだ一度も出てこない数字があることです。
一回でいくら減るか、という数字です。
増える計算には、減る回が入っていません。
入っていないので、頭の中の相場がずっと右肩上がりになります。
その状態で画面を開くと、負けた回が例外に見えるんですよね。
例外として扱うと、その回の記録が残りません。
✅ 増える計算には減る回が入っていません。だから負けた回が例外に見えます。
一年後の数字を眺めている間、一回いくら減るかは一度も出てきません。
📌 目標から逆算すると、必要な回数が先に決まります
逆算にはもう一つ、やっかいなところがあります。
到達したい金額を決めると、そこから必要な回数が出てしまうんです。
今月あと何回取らないといけない、という形ですね。
この数字が頭にあると、相場の見え方が変わります。
条件がそろっていない日でも、残り回数のほうが気になります。
そして、気になったほうへ手が動きます。
僕は月末に、これを何度もやりました。
月末だけ数量が大きくなる癖が、記録にはっきり残っています。
自分では、そんなつもりはまったく無かったんですよね。
逆算した数字が、静かに背中を押していました。
📌 残りの回数が頭にあると、条件より先にそちらが気になってしまいます。
月末だけ数量が大きくなる癖は、逆算した目標から来ていました。
💥 一回の額を決めないと、他の数字が意味を持ちません
では、どこから決め直せばいいのでしょうか?
結論から書くと、一回で失っていい額からです。
ここが決まっていないと、他の数字もあいまいになっていきます。
たとえば、何回続けて外しても大丈夫かが計算できません。
計算できないと、連敗した時に何を基準に止めるかも決まりません。
逆に一回の額が決まっていれば、そこから自然に出てきます。
何回で一区切りにするか、どこで手を止めるか。
全部、一回の額を土台にして並べられるんですよね。
土台が無い状態で上を積んでいたのが、あのシートでした。
だから見た目はきれいでも、実際の画面ではほとんど使えませんでした。
💥 一回の額が決まっていないと、止める基準のほうも決めにくくなります。
土台が無い計算は、見た目が整っていても画面の前では使えません。
📍 先に置いたのは、一回で失っていい額でした
新しいシートで、いちばん上の行に置いたのはこれです。
口座の残高に対して、一回で何パーセントまでなら平気か。
パーセントの決め方は、正直なところ人それぞれだと思います。
僕が基準にしたのは、減った翌日に普段どおり動けるかどうかでした。
計算式ではなく、自分の反応で決めたということですね。
試しに少し大きめにした月があって、その時は翌日に手が縮みました。
縮んだ日は、条件がそろっていても見送っていたんです。
つまり、金額のせいで判断が変わっていました。
判断が変わる額は、自分には大きすぎる額なんですよね。
そこから少し戻して、翌日に何も変わらない線を探しました。
【一回の許容:口座の1%/これを超えたら数量を下げる】今はこの一行です。
📍 判断が変わってしまう額は、自分にとって大きすぎる額でした。
実行例:【一回の許容:口座の1%/これを超えたら数量を下げる】
💡 順番を入れ替えただけで、見え方が変わりました
変えたのは計算ではなく、決める順番のほうです。
以前は、数量を先に決めてから場所を探していました。
この順番だと、置く場所のほうを都合よく寄せたくなるんですよね。
近くに寄せれば、同じ数量でも減る額は小さく収まりますから。
そして寄せた場所は、たいていすぐ引っかかります。
今は逆で、終わらせる場所を決めてから数量を考えます。
場所が遠い日は、その日は小さく入ることになります。
以前は、遠い日ほど大きく入っていたので完全に逆でした。
【出口:直前に決めた場所/数量:そこから決める/許容:口座の1%】と残します。
書き順を変えただけなんですが、月ごとに見ると差が出ました。
大きく減らす回が、ほとんど同じ形をしていたと気づけたからです。
💡 場所が先で、数量があとです。順番を逆にすると場所のほうを寄せたくなります。
実行例:【出口:直前に決めた場所/数量:そこから決める/許容:口座の1%】
⚠ 増えた月に、率を上げたくなります
うまくいった月の終わりに、必ず来る誘惑があります。
この調子なら、もう少し大きくしてもいいのでは、という考えです。
しかも計算上は、たいてい正しく見えます。
残高が増えているので、同じパーセントでも金額は増えていますから。
危ないのは、パーセントのほうまで上げてしまう時です。
僕は一度やって、次の月にきれいに戻されました。
戻された時のほうが、金額が大きくなっているんですよね。
増やした直後に来た一回が、僕の場合はいちばん重くなりました。
だから今は、パーセントを動かすのは年に一度だけと決めています。
残高が変われば金額は自動で変わるので、それで足りています。
どこまで下げるかの段の切り方は、教材の資金管理の章に置いてあります。
パーセントを動かすのは年に一度だけ。残高が変われば金額は自動で動きます。
🌟 減った月にどうするかも、先に書いておきます
増やす側だけ決めて、減らす側を決めていませんでした。
これ、順番としては逆だったと思っています。
減った月のほうが、判断が雑になりやすいからです。
今は、月のどこかに止まる線を一本引いておくようにしています。
終わりにする、というのは金額の話ではありません。
その月はもう新しく入らない、という意味です。
最初の年は、これができませんでした。
残り日数があると、どうしても取り返したくなるんですよね。
できるようになったのは、月の初めに紙へ書くようにしてからです。
月末に考えると、その時の気分が混ざってしまいます。
気分が混ざらない時期に書いておくのが、いちばん確実でした。
🌟 減った月のほうが、判断は雑になります。だから月の初めに書いておきます。
実行例:【今月の止まる線:月初に記入/届いたらその月は新規を止める】
✔ 月の途中で、数字を足さないようにします
もう一つ決めているのが、口座への入金の扱いです。
月の途中で足すと、その時点で許容額が変わります。
変わると、同じ月の中で二種類の数量が混ざるんですよね。
混ざった月は、あとから読み返しても比べられません。
だから僕は、土台を動かすのを月の切り替え時だけにしています。
これ、地味ですが記録の読みやすさがかなり変わります。
一ヶ月のあいだ、土台が動かないからです。
動かない土台の上でだけ、手順の良し悪しが見えます。
土台が動いていると、良くなったのか入金のおかげか分かりません。
検証の話とまったく同じで、動かすものは一度に一つにします。
✔ 一ヶ月のあいだ土台を動かさないと、手順の良し悪しだけが見えます。
土台を動かすのは月の切り替え時だけ。同じ月の中で二種類の数量を混ぜません。
🌟 まとめ:増える計算より先に、減る一回を置く
正月に作った複利のシートには、一回いくら減るかの欄がありませんでした。
増える計算に減る回が入っていないので、負けた回が例外に見えてしまうんですよね。
だからシートのいちばん上に、一回で失っていい額を置き直しました。実物は【一回の許容:口座の1%/これを超えたら数量を下げる】です。
数量は、終わらせる場所を決めてから考えます。場所が先で数量があと。逆にすると、置く場所のほうを都合よく寄せたくなります。
増えた月にパーセントを上げないこと、減った月の終わり方を月の初めに書いておくこと。この二つで月末の慌ただしさが減りました。
大きく減らした日は、その日のうちに取り返す計算をしません。ひと晩おくと、半分くらいはやる気のほうが先に消えています。
一年後の数字ばかり眺めてしまう方は、シートのいちばん上に一行だけ足すところから試してみてください^^
いつも読んでいただきありがとうございます^^