伝説のFXディーラー

伝説のFXディーラーと呼ばれた男も、情報源に関して言えば正式なディーラーには敵わない。

なぜなら為替ディーラーは、銀行のディーリングルームにいて、常に様々な情報に接しているからだ。

■情報ベンダーの情報端末（Reuters、Blommberg他）
■電子ブローキングの端末
■ボイスブローカーやディーラーからの情報
■海外支店のディーリング部門からの情報
■カスタマーディーラーや支店からの実需情報
■銀行内の専門家やリサーチ機関からの専門情報
■国内外の新聞や雑誌などのメディア情報

これほどまでに膨大な量の情報ソースを自由に利用できるのだから、プロは何につけても有利である。
それは銀行ディーラーだけに許された特権とも言えるだろう。

FXディーラー 意味

証券ディーラーが株式を扱うのに対し、外為取引を行うのがFXディーラーだ。


そして銀行の為替ディーラーは、役割に応じて以下の３つに分けられる。

■インターバンクディーラー：銀行間の取引
■カスタマーディーラー：顧客との取引
■プロプライアトリーディーラー：自己売買の取引

一般的なイメージのある、ポジションを積極的にとって収益を狙う為替ディーラーは、プロプライアトリーディーラー（ポジションテイカー）を意味する。

このポジションはリスクも高いが、非常にやりがいのある役割である。

証券ディーラーとの違いとは？

ディーラーといっても様々で、
その業界によって呼び方と仕事内容が微妙に変わります。


外国為替の場合には、
【外国為替・外為・為替・FX】などの言葉が冠として付きます。

それが株式になれば、その場合には
【証券ディーラー】と呼ばれる事となります。


ちなみに、取引業務には2つの種類があり、
特に外為市場では以下のように区分されます。

■自己勘定取引
金融機関自身の資金を預かって運用する。

■顧客勘定取引
顧客の資金を預かり運用する。


上記の両方とも、なされる業務のことを
『ディーリング』と呼びます。

しかし証券市場の場合は違って、
自己勘定の取引を『ディーリング』、
顧客勘定の取引を『ブローキング』と呼んで区別しています。


なんにせよ、基本的には同じようなものですが、
取り扱うものが「為替と株式と大きく異なる」のが、
証券とFXのディーラーの違いと言えるでしょう。