セミナーの生徒さんたちへのフォローで
リアル相場でのスカイプ・レクチャーやトレード中の動画撮りなどをやっていると
その中である事に気づかされます。
俗に言うトレードは自己の心理との戦いだという部分です。
この場合はセミナー生という視聴者が居る
自分以外の対象が存在する中でのトレードになる訳で
そんな条件ではどこか常のトレードにない意識が生じます。
このトレードが失敗することへの恐れ
生徒さんへのええ恰好したいという欲望。
およそトレードには邪魔物の感情です。
仮にも教える側の人間が微塵にもそういったトレードに持ち込んではいけない感情に
左右されると言う事はもうトレーダーとして失格なのですが
そこはやはりトレーダーで有る前に人間なのか出てくる感情はたしかに有る訳です。
そこで出てくる物は仕方ないと認め、次の対処として感情をコントロールしないといけない。
昨日今日トレード始めたんじゃあるまいし
曲がりなりにも人様より長い経験を積んでるとプライドも少しはあるのだから。
もう何年この葛藤と闘ってきたのだろう。
トレードには多種多様な葛藤が存在し
それを受け入れそしてそれを自分の中で上手く騙しだましを繰り返しながら
何とか上手に付き合っていくものだと今更ながら感じるのです。
それからもう一つの産物として
こういった葛藤と闘いながらのトレードは
視聴される側には何とも「泥臭いトレード」に見えているのだと思うのです。
何だ?これが仮にも長年やってきたプロのトレードなのか?
もしかしたらそう感じて見ておられるのかもしれない。
でもそうなんです。
実際のトレードは皆が思い描いてるようなスーパー・トレードではなく
また神のトレードでは決してないのです。
リアルトレードとは案外「泥臭いトレード」なのが実際です。
そしてそういうものだと気づいた時から本当の意味でトレーダーに仲間入りです。
僕のトレードを見て感じてそんなところを掴んでもらえたとしたら
それは伝える者としては嬉しい産物なのです。