取っつきやすい商品は要注意 | FXスキャルピングシステム fx-coda

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システムトレード開発18年。
個別株、商品先物、日経225先物で培ったデータは
今こにFX市場で完成を見る。  
Codaはあなたのトレードの最前線ツールになる。

世の中は驚くほどのスピードで進んでおります。
相場の世界もネットトレードの普及と共に提供者である証券会社も
あの手この手とユーザーの魅力を掻き立てる商品を出してきますね。

長年相場の世界を見てきても、この変化に驚きです。

バイナリー・オプションやトラリピですか。
簡単で取っ付き易い表の顔に実は恐ろしい裏が潜んでいます。
どうかできれば手を出されないように...

元々オプションはデレバティブの派生商品であり
日本では日経225先物オプションが主ですが
一時期破産者が続出し某大手証券会社が手を引いたので有名ですね。

オプションはその性質上、時間(日数)の経過と共に
商品価値が下がって行き、胴元となる売り手が勝つように出来ているのですが
いわゆるタイムディケイを利用したストラングル・ショートが一般に広がり
その勝率の高さから誰もが負ける事はないと信じていたのかもしれません。
確かに年間の10~11ヶ月は勝てるのですから。

ところがご存知の様に市場には年に一度のペースで
大津波の様な大相場がやってきます。

それまで11ヶ月間勝ち続け、積み上げた利益を一気にさらって行くのです。
いえ、それどころか資産の全て以上に追証という恐怖をつき付けてくるのです。
こんな事はプロなら誰もの常識ではありますが
90%の一般投資家には意外に知られてないから先の事件があった訳です。

1ヶ月という期限付きのオプションでさえ、そんなリスクを背負っているのに
僅か数分先のバイナリーに丁半博打以外の何が見えるというのでしょうか。

まさか1ヶ月先は判らなくても数分先なら見えるというのでしょうか?
それなら通常にトレードすれば良いわけで、あえてそんなものに手を出す必要ないはずです。
掛け金が倍になるという甘い部分のマジックは見えないもう一方の手で罠を仕掛けられているのですから。

もっとひどいのはトラリピですか?
なんだか上手いネーミングと思いますが(笑)
いわゆるナンピンをトラップのように仕掛けるのですよね。

勝率をうたい文句にしてるところがいかにも初心者が引かれやすいと思うのですが
当然勝率100%は当たり前なわけです。
なんたってナンピンですから...

これなんかは、あっという間に全資金無くしますよ。

少し計算ができる人なら、価格がどれだけ逆行してナンピン何回で資金がぶっ飛ぶのか
シュミレーションしてください。
ここ1年でも何度も破産してる筈ですから。

えっ?レンジ相場だけに仕掛ければ大丈夫じゃない?
確かに市場の80%はレンジ相場ではあるんですが
いつレンジからトレンドに変わるのかが判るのでしょうか。

何年相場やっていても僕には判りませんし、これまで知る人の中で
はっきりとそれが判る人はひとりも知りません。
レンジ、トレンドなどは暫く後になってから現れるものであって
事前にそれが分かれば1ケ月で億万長者ですから(笑)

世の中には絶対というものが存在しないとしたら
ここでこれらの商品が絶対負けるとは言い切れませんが
そうは言っても相場の世界は作り手、提供者が有利にできているものです。

こんな事を書いてますが決して証券会社を非難してるのではありません(あしからず)
我々トレーダー側も潤うアイデアなら大歓迎なのですが...中々難しいでしようか?

どうか甘い汁に誘われずに、しっかりしたテクニカルで
地味であっても確実なトレードをしていきましょう。

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