その頃僕はチャートを見てテクニカルでトレードしていただけでしたし
その頃は未だシステムトレードなんて誰もやってなかった筈でして。
それはかなり衝撃的だったのを今でも覚えています。
それで、ああシステムトレードというものがあるのか。
そのシステムというのはこんな考え方で作るのかぁというのを知り
これまでやってきたテクニカル使って自分でも作ってみようと思いまして。
まあそれからが地獄ですわ。
自分では有効だと思ってたテクニカルが検証かけると意外に使えない。
えっ、どういうこと？そんなはずは無い．．．
それからですわ。
書店で投資の本を片っ端から買いまくり
書いてある手法をもうほとんど検証する毎日です。
人間というのはやってる内に段々賢くなってくる。
学んでくるもんですね。
最初ロジックを手当たり次第、検証してたのですがこれがやたらと時間がかかる。
拙い知識でExcel検証でしたから。
その内に検証ソフトのプラットフォームを別に作って
検証するロジックだけ変えて、後はそれに乗っけてやるとかを覚えたり。
そんな事をやりながら、買い換えるパソコンの性能アップも手伝って
検証ペースは飛躍的に向上する訳ですが
それに反比例して結果のほうは検証件数が増すごとに
稼げない勝たない結果が蓄積していくばかり。
これではいかんと元々のロジックにパラメーターを変えたりフィルターかけまくり
いわゆるカーブフィッティングをするのですがそうすると結果が良くなってくる。
当然ですよね、過去の結果に合わせてるだけなのですから（後になって考えると）
でも過去の結果でも未来に適合するのでは？
などと希望的思考でそれは実際に売買もするのですが
ことごとく期待を破られる。結果がでない。
なぜだ？そんなはずは無い、歴史は繰り返す。
過去の結果が良ければ未来でも同じではないのか？
そんな事を性懲りも無く幾度も幾度も繰り返すともう流石に考える訳です。
所詮相場の世界で勝てる手法なんて無いのじゃないか？
そうです。
相場やってると誰もが大なり小なりこの壁にぶつかると思うのです。
僕のようにシステム作りからそう感じる者も居れば
自分のトレード経験からそう思う人も居るだろうし。
いずれにしろ大半の人が、この段階で結論を出してしまうのかもしれません。
結局トレードで勝てる方法なんて無いのだと。
トレーダーの90％が負けているのはこの段階を乗り越えられないのが
原因だと僕は思うのですが。
どんな仕事にでも必ず壁はあります。
相場の世界は他のどれよりも異質であり、その壁がきつい物なのかもしれません。
でも壁が有るからには必ずその先は存在するはずです。
向こうに何も無いのなら、壁が必要ないじゃないか？
そんな訳の分からん理屈を込めて、ひたすら壁を壊し続けるのです。
ローマは1日して成らず．．．もうこうなったら意地でも先を見てやる。
ここで突然音楽をやっていた昔の事を思い出したり。
楽器の演奏なんてある程度したら必ず壁にぶつかるものなのです。
その時に師事していた先生の言葉を思い出す。
プラトー（壁）は確かにあるのです。
そういう時は一旦そこから離れ違う事をしてください。
本を読んだり、絵画を見たり．．．そうする事で壁をやぶる方法が見えてきたりするものです。
という事でこれまでとは違う全く別の角度からシステムを見直すのです。
そうすると不思議なものでこれまで見えてなかったものが見えてくる。
もう発想を全く変えてしまったのです。
それまでは初めにロジック有りきであって、それで結果を出そうとしていた。
ところが今度は逆に相場の結果から導いてロジックを探すようになった訳です。
そんな事をやってようやく見えてきたというか導かれてくるというか。
見えてくると副産物で利食い、ロスカットというトレードで外せないポイントにしても
最適なポイントなんてのもおまけに付いてくる（笑）
それで出来上がったシステムはもう通常の発想から違うから
最適化なども全くしていない、いや全く必要としないものであったりするのです。
良く目にしますよね。
相場の傾向が変わったらそのシステムは通用しないと。
確かにそれも事実の段階であるのですが
やっぱりそこも乗り越えるべき１つの壁であるのです。
先ずもってその発想から離れて作ったシステムならそんな影響は関係ない。
．．．と僕は言いたいのです。
いつものようにダラダラと書くだけで何が言いたいのか分からなくなってるのですが
とにかく今、勝ててないトレーダーの方には決してトレードを諦めないで欲しいのですね。
必ず勝てるルールやシステムが見つかるはずですから。
．．．まあそんな言いたい放題をこれからも書いていきます。
それからこんな書きっぱなしだと味も素っ気も無いので
もし勝てない、方法が見つからないという方は
どうぞお気軽にメールなりをいただければこんな僕でも何かの役に立てるかもしれません。
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