為替市場を動かす要因は
数多くありますが、
いつ飛び出してくるか
わからない材料も多く、
常に相場を見ている訳ではない
個人投資家がすぐに反応するのは
大変難しいです。
しかし、
経済指標は発表スケジュールも時間も
あらかじめ公開されています。
「発表時間が決まっていて、
その結果によって相場が動く可能性が高い」
となれば、
トレードに生かさない手はありません。
しかも、こうしたイベントは
日本時間の深夜や週末の夜に多く
多くの個人投資家が
この時を狙ったトレードをしています。
こうしたトレードをする際、
その結果の良し悪しを判断するだけでは
相場の方向性を
見極めることはできません。
直近の推移や傾向、
マーケットの事前予測などを
把握しておくことが不可欠です。
というのも、
「良い結果」=「ドルが上昇する」
という公式が成り立つほど
相場は単純ではありません。
事前の市場予想値に対して、
着地が上ブレたか下ブレたか
その数字が市場に、
どのくらい織り込まれていたか
さらには相場を支配する
雰囲気を読む必要があります。
また為替相場が動く時、
そこにはチャンスだけではなく
リスクも存在することを
忘れてはいけません。
チャンスを
モノにすることも大事ですが、
リスク回避も経済指標では重要です。
すでに持っているポジションは
発表前に決済しておくといった準備も
必要に応じて検討しましょう。
【要人発言の3つのポイント】
①要人の発言は指数発表と違い、
いきなり行われることも!
トレードするときは、
発表時間を中心に考えるのがセオリー。
ですが、
要人の発言で逆に動くかもしれない
危険性も考えておきましょう。
②金利に繋がる話題に
市場は敏感に反応する
米FRB議長やECB総裁の講演内容で
特に金利に言及するようなことがあると
サプライズになりやすいです。
③提言後の質疑応答に
サプライズがある
2月と7月は、
FRB議長の議会証言があります。
証言自体はある程度予測がつきますが、
その後の質疑応答はかなり突っ込んだ
モノになりがちです。
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