みなさん、
FXの収益は確定申告や納税
しなくていいと思っていませんか？
FXの利益には、
約20％の税金が課せられます。
自分で申告しなければならない
「申告分離課税」なので、
原則として毎年、
確定申告をする必要があります。
株や投資信託のように
取引会社が源泉徴収してくれる
システムではないので注意してください。
例外として、
年収が2000万円以下で
確定申告が必要のない会社員であれば、
年間の利益が20万円以下の場合は、
申告しなくても良いとされており
事実上、非課税と同じ扱いです。
自営業や主婦の場合は、
FX以外にも含め所得が38万円を
超えると確定申告の義務が生じます。
特に主婦で
夫の扶養内に入っているケースは、
FXの大きな利益を申告すると
扶養から外れるといったことが生じます。
申告の際、
FXのために使った経費がある場合は
その額を利益から差し引くことが可能です。
例えば、書籍やセミナー代、
セミナー参加の交通費などがあります。
損失を出した年も
確定申告をしておくと有利です。
年間の損益がマイナスだった場合、
申告や納税の義務はないですが、
その損失を
確定申告しておくことをお勧めします。
損失を翌年以降の利益と相殺する
3年間の繰越控除が利用できるためです。
仮に50万円の損失が出たとして
翌年は30万円の利益が出た場合、
損失を申告しておくことで
課税されずに済みます。
確定申告を怠ると、
翌年の利益には課税の義務が生じるので
面倒がらずに
申告することをお勧めします。
申告は、
翌年の2月中旬〜3月中旬までの期間です。
FX会社が年初めに、
前年の年間損益をまとめた
書類を出してくれます。
この書類をもとに申告すればOKです。＾＾
複数のFX会社を利用している場合は
合算する必要があります。
日経225先物取引や
商品先物などを手かける人なら、
利益や損失を通算することもできます。
ただし、
株や投資信託の損益は
対象にならないので注意してくださいね。
金融商品の税制を
統一する動きが本格化しているので、
将来は株と損益通算が
可能になることを期待したいところですね。
最後の注意点です。
納税用の資金は確保してください。
投資家の利益の額は
FX会社から当局に全て報告されています。
そのため、
納税が必要なケースは
全てバレていると思ってください。
確定申告を怠ると最悪の場合、
脱税の疑いをかけられることになるので
正しく申告しましょう。
注意したいのは、申告と一緒に
納税も済ませる必要があることです。
利益を使い果たしていたり、
申告の時点で大きな損失が出ていても
免れないことなので
納税用の資金は
必ず確保しておきましょう。
10000円あたり
82円の手数料がかかりますが、
2017年からはクレジットカード納付も
可能になりました。＾＾
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