今回はトレード中の
心理状態の変化ついて話していきます。
細かい話ですが、
『含み損を抱えた後に、
微益で小さく利確してしまう』
という行動をする人がいます。
「ここが絶好のエントリーポイントだ」
と、意気揚々とエントリーして
すぐに含み損を抱えてしまう。
「戻ってこい戻ってこい」
と願っていると、なんとか戻ってきて、
建値か微益まで戻ったところで決済する。
「戻ってきたんだから
それでいいじゃないか」
と思うかもしれませんが、
ここで一つ注意しないといけない
ポイントがあります。
それは、
『エントリーした後に、
自分の含み損の動きによって
判断基準を変えられてしまっている』
ということです。
本来、エントリーする前って
シナリオをしっかり構築するもの。
だから、
エントリーする前に、
「含み損はここまで耐えて、
ここまできたら損切り。
その根拠はこうだから・・・」
「利確の目標はあそこら辺に
強い抵抗帯がありそうだから
値動きを確認して利確の判断をする」
「枚数はこの損切り幅だと
このくらいの大きさにしないと
損切りになった時の額に耐えられないな」
というように、
資金管理も含めたシナリオを
構築していきますよね。
だから、
含み損を抱える時間があるのも
その額の大きさも想定の範囲内
であるはずで
損切りをすると決めている場所と
利確の目標のレートまでの値動きに
感情が踊らされるというのは
そもそもおかしいんです。
すでに、
思い描いていたはずですからね^^
戻ってこい戻ってこいと
願うような状況って
そもそもその時の含み損が、
自分が許容できる損失額を
超えてしまっていて
損を確定したくない状態。
これはシナリオ構築を
できていないんですね。
そういう意味では、この状態の人は
シナリオにない含み損を抱えた時の波が
相場の目線を
下に向けている可能性があるので
建値や微益まで戻ってきてくれたら
決済してしまった方が良いかもしれません。
シナリオをしっかり構築できていれば
その範囲内での含み損は、
目線を変えてしまうほど
大きなものではないはずですし
目線を変えるほど
大きな含み損になる前に
損切り注文を入れているはずです。
なので
『含み損を抱えてから、
微益で決済してしまいます・・』
というのは、
自分のトレードシナリオを
構築できていないことによって
感情が揺さぶられてしまっている
というサインかもしれません。
上記のような人は、
トレードシナリオの範囲内で
淡々とトレードできているか、
一度見直してみるとよいです。
ちなみに、私も利確目標にも
損切りラインにも届かないのに
微益で決済することがあります。
それはどういうことかというと
自分がエントリーした後、
横ばいの値動きがずっと続く状態の時。
この時は、微益でも微損でも
なるべく逃げるようにしておきます。
それはなぜかというと、
横ばいが長くということは
そのレートで買いと売りの勢力が
拮抗しているということ。
エントリーする時に、
「今の状態は明らかに上に伸びてく！」
って、エントリーしたのであれば、
そのあと、
ずっと横ばいの動きが続いている時点で
自分の読みが外れているということ。
で、
横ばいが長く続いた後というのは
値がどちらかの方向に一気に動きやすい。
もちろん、
狙いの方向に動くこともありますが、
逆方向に一気に動く可能性もあります。
損切りラインに
予約注文を入れていれば
気にしなくても
良いのかもしれませんが、
その状態から狙いの方向に
抜けていくのを期待して待っているのは
ギャンブルに近い考え方だなと。
するとしても、
横ばいのレンジの
端の位置で入りなおしたりと
有利な場所で
トレードするように心がけます。
そう、
エントリーした後に考えることは
自分の含み損や、
含み益についてではなくて、
いかに当初想定していた
シナリオからズレがあるかという部分。
このシナリオとのズレが
大きければ微益でも決済するし
シナリオの範囲内であれば
含み損を抱えていても持ち続けるだけです。
ここら辺を
淡々とできるように心がけると、
どっしりした
トレードスタイルを構築できるので
この記事を読んだ人は
次のトレードから試して見てくださいね！
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