株式を売って比較的安全な

国債を買う動きが高まり、

国債の価格が値上がりしています。


今回はこのニュースを

わかりやすく解説していきたいと思います。


 

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国債についている「債」

負債とかに使われる感じですね。

 


簡単に言うと借金です。
正確に言うと「国庫債権」と言います。


日本には消費税や法人税、

所得税と言った様々な税金がありますが、

 

 

これだけ取っても

まだまだ全然お金が足りません。


そこで国がお金を国民から

債権という借用書の様なもの

引き換えに借りるのです。

 

 

借りたお金は道路の修繕など

様々な事に使われます。

 

 

国がお金を貸しているので、

国が潰れるような事態が起こらない限りは

お金が返ってきますし、

 

 

基本的に元金は保証されたまま

利子が付いて返ってきます。


絶対に安全とは言えませんが、

国債は他の金融商品に比べれば

安全だと言われています。


国債と一口に言っても

実は以下の様にたくさんの種類があります。


●利府国債

●変動利府国債

●割引国債

●個人向け国債

●復興応援国債

●物価連動国債



国債が一番買われる時は

株価などが下がり、不景気な時です。

 

 

金融商品で

何を買っても上がらない時に

国債を買いだします。


何故なら銀行に預けるよりかは

多少金利が良く、

 

 

先程申した様に基本的には

元金が保証されて安全だからです。


今、この国債が

買われ出しています。

 


アメリカと中国の

貿易摩擦などが影響して

 

 

景気のピークが終わり

株価がドンドン下がっているからです。



 


国債の価格と金利には

相反する関係にあります。


一般的に国債の

価格が上がると金利が下がり、

価格が下がると金利が上がる

関係となっています。


国債は株価と同じように

毎日値段が変わります。

 


今の時点で100円で買えたのが

99円になったり102円になったりします。


国債を買う人達がたくさん増えれば、

人気が上がるので

国債を購入する時の価格が高騰します。

 


逆に誰も買わなくなった時に

購入しようとすれば安い価格で購入できます。


ここまでは宜しいかと思います。
単純に需要と供給の関係です。
 

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では次に国債の価格と金利の関係です。


例えば元本100円で固定金利1%

5年後に償還(期限が過ぎてお金が返ってくること)

される国債を買ったとしましょう。


しかし急にお金が必要になり、

あなたは国債を売ることにしました。


しかし、

日本は現在急激なバブルとなり

固定金利3%の5年後に

償還される国債が発行されました。


さあ、あなたの持っている国債、

これを誰かが買ってくれるでしょうか?


はい、そうです。

答えは誰も買わないですよね。


3%の金利の国債が

発行されているのに

 

 

1%しか付かない金利の

国債なんか誰も買いません。


それにバブル時なら

株などを買った方が1%どころではなく、

 

 

もっと儲かったりするので

国債自体があまり買われないのです。


じゃあどうしたら買ってくれるかと言うと、

3%でも1%でも同じ条件にしちゃえば

買ってくれるわけです。


つまり、

金利1%の国債の値段を下げて、

 

 

1%と3%の国債が同じ価値であれば

どちらも購入してくれます。


だから金利が上がると

国債の価格は下がるのです。


じゃあ逆に今の様に国債が

人気になっている場合はどうなるか?


国債に人気が出ますと、

多少金利が安くても

購入する人がたくさんいます。

 


人気が出るので国債の価格が上がり

金利が下がってしまうのです。


先月の29日には、満期までの期限が

10年の国債の利回りが

マイナス0.290%まで下がりました。


これは過去最低のマイナス0.3%をつけた

2016年7月以来の水準となり、

 

 

景気が低迷して国債を購入している人が

たくさんいるという指標になります。


これが今回のニュースですね。

 

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