最近、仕事の中で仲の良いコンサルタント同士でよく議論するテーマ。

それは、未来のビジネスについて。


きっかけは色々とあるけど、今熱中している一つのコンセプトが「シナリオプランニング」

ウッディ―・ウェイドという方が書いた本です。

少し前に流行った「ブラックスワン」を源流としていながら、その対応策をどう打つかという点に内容がフォーカスしているのが異なる点で、読みやすくてかつ実用性があると感じました。
(某保険会社CMの「ブラックスワン」とは違いますw)

シナリオプランニングの詳細は省きますが、興味がある人は読んでみてください。


例えば10年後のビジネス環境がどうなっているか。

私が所属するコンサルティングビジネス、これは果たして10年後も存在するのか。


今のクライアントの1つに化学業界がいます。

化学業界が直面する大きなテーマの1つは「シェールガス/オイル」によるエネルギー革命。

「シェール」も詳細は省きますが、石油の希少性が急激に下がる可能性があります。

その結果、化学産業は間違いなく2つの大きな経営課題に見舞われるはず。

それは、
1.エネルギーコスト競争
2.生産ロケーション

エネルギーコストについては、日本企業にとってシェールが「革命」になるうるのかということ。

つい先日、某化学企業が採掘権を獲得したシェール採掘場所で、埋蔵量が想定を下回り、
大きな赤字を垂れ流したというニュースもありました。

また、シェール生産の本場は今はアメリカですが、アメリカ⇒日本の輸送においてタンカーや
港湾キャパなど物理的な限界が存在し、物流における制約という課題があります。

埋蔵量の見極め精度や輸送コストが安定しない今、まだまだ日本産業は恩恵を享受しきれていないのが現状です。


そうなると物流コストを極小化するための「生産ロケーション」が議題に上がってきます。

化学産業は装置産業であり、巨額の初期投資が必要ですが、日米の工場ロケーションが生産コストを大きく左右します。

今は国内が主流ですが、多くの専門家の見立ては中期的にかなりがアメリカなどに移るというもの。

今後更なる円安が進み輸入コスト安や海外投資の割高感が出れば国内拠点の維持はありうると思います。

しかし、最終製品の工場も次々と海外に出ていくというトレンドが続くのであれば、原料をわざわざ輸入する理由はなくなってくると思います。

そうなれば化学産業の主要拠点は日本にある必要はなくなり、数兆円規模の化学企業の基本的な業務拠点が海外になるのではないかと考えられます。

その時、一体日本では何が起こるのでしょうか。

日本国内で引き続き働きたいと考える社員の方は、どうなるのでしょうか。
このような事態が想定される当事者企業は今から何をして備えるべきなのでしょうか。


こんなことをもっと深く考えていくということを今色々とやっています。

今回は化学産業を切り口にしましたが、他のテーマでも記載していきます。
4/1にサッカーU-22日本代表はマレーシアとの試合に勝利し、無事リオ五輪の1次予選を突破しました。

この3試合を通じて見えたものは、その上のA代表と全く別のタイプのサッカーで興味深いものでした。

特徴としては、高い守備力と低い攻撃力。
そして中盤にとてつもない才能の片鱗を見せるプレーヤー。
この3点ではないかと。

守備に関して言うと、植田を中心としたバックラインの安定感が光っていました。
相手がロングボールと単調な個のドリブルに頼った攻撃という、ワンランク下の攻撃力であったことも考慮に入れる必要はありますが、この過密日程の中で3試合を抑えきった守備力は2次予選でも十分に戦える予感を感じられました。

一方で攻撃に関しては、想像以上に厳しい状況にあるのではないかと感じています。
具体的な名前を挙げると、まずは鈴木武蔵。

彼は能力的には非常に非凡な才能を持っているのですが、特にマレーシア戦で見えたのは、
とにかくオフザボール(ボールを持たないところ)での動きの質の悪さと、ボールを持った時の
プレーの幅が狭い点。
1次予選の相手でこの動きだと、一段上の守備の組織力を備えた相手にどう点を取るのか。

海外組の南野と久保は評価が難しいところです。
「海外組」という変な期待感を持って見てしまうと、「期待外れ」。
そこまで期待しないで見れば、「無難なスタメンクラス」。
コンディションの問題もあるかもしれませんが、彼らに多くは期待できないというのが
分かったのがある意味今回の収穫でしょうか。

攻撃陣で唯一違いを見せたのが中島翔哉。
完全にペナルティエリアまで引いてスペースを消す相手に対し、ドリブルで怖さを与える
ことができていました。
ただし、フィジカル的な弱さが見られ、簡単な接触プレーで笛を吹くような今回のAUの
審判ならともかく、通常の国際試合の基準で吹かれた時、体をぶつけて止めに来る
屈強なDFに対応できるかは今後の課題かと思います。


今回、この若き日本代表の中で圧倒的な違いを見せてたプレーヤーが遠藤航でした。
元々素晴らしいプレーヤーだとは思っていましたが、今回の試合の中で際立っていたのが
プレーにおける判断のスピードと、それを実行に移すだけのボールテクニックです。

正直ものすごくサッカーに関する頭の良いプレーヤーだな、と。
試合を通じても判断ミスとプレーミスがほとんどなく、20歳そこそこの香川を見た時と
同じくらいの衝撃を受けました。

A代表で実はロシアW杯を考えると一番駒がいないのが、FWとあとはボランチだと
私は思っています。
年齢的に長谷部がきわどい中、現在ボランチで世界と戦える人材は実は山口蛍くらい。
青山は先日のウズベキスタン戦で、攻撃力はあるものの守備として通用しないと私は
見切ってしまいました。
細貝は守備のスペシャリストという色が濃く、柴崎も守備が圧倒的に物足りない。

何よりも、長谷部や遠藤(ヤット)に代表されるとおり、極めて高い攻守の力と
クレバーさが求められるポジションです。

かつて日本代表の黄金世代と呼ばれた時代には、中田英や稲本といった名プレーヤーが
ここを支えていたものです。

その要のラストピースになり得る人材がようやく見つかった感がありました。
この人はおそらくすぐにでもある海外からのオファーを受け、とっととヨーロッパに
いくべきだと思いますし、そこでも今いる日本人の大多数よりも大きな成功を
納められるのではないかと期待しています。


U-22代表は今回オリンピックの出場はかなり厳しいラインではないかと思いますが、
遠藤航がそこをどう変えられるのか、楽しみに予選を観戦したいと思います。


ビジネスだけでなく、大好きなサッカーも適宜書こうと思っています。

昨日のウズベキスタン戦は5-1で日本の快勝で終わりました。

結果は快勝、かつホジッチの選手交代後に得点が生まれたことから
彼の手腕に対する評価は確実に上がっているようです。


とはいえ、彼が監督になってから代表と過ごした時間を考えると、
彼の手腕というよりも個の力やザック~アギーレ監督といった先代の
監督が積み上げてきた遺産のほうがまだ大きいと考えており、
彼の評価を下すには時期尚早ではないかというのが、騒ぎ立てる
マスコミに対する私の感想です。

よって監督をというよりも純粋に試合や日本代表がどうだったかという
視点で見るのが、冷静な評価ではないかと思います。


私的な感想としては、結構低めの評価であり、相手の稚拙な守備にも
助けられての得点によって、日本の守備の脆さが埋もれてしまったというのが
第一印象です。

より具体的に言うと、キーとなるボランチの交代によって、日本は相手の攻撃の
勢いを実は最後まで止められておらず、最終的には失点という結果に至って
しまったと思っています。

ウズベキスタンの10番にこれでもかというくらいの決定的なシーンを作られましたが、
これでもかというくらい枠を外してくれたおかげで1失点で済みました。
もしこの歯車が少しズレていたら3-4点取られてもおかしくない展開で、その展開と
なっていたら、日本が5点取れたのかは疑問です。


これから修正が入ると思いますが、今回のセットではボランチとCBのマークの距離が遠く、
前半途中からバイタルエリアあたりで割と前を向いて持たれる場面があり、本田や乾といった
メンバーの守備に割かれる時間が5-1とは思えない程とられていた感があります。

特に本田は自陣のペナルティエリア近くで何度も守備をする場面があり、相手の力量を
考えるとチーム戦術として守備が機能していなかったと考えるほうが妥当と思います。

大したテクニシャンがいないウズベキスタンにあれほどバイタルとサイドを使われ、それを
最後まで続けさせてしまった守備の弱さと、それを最後まで戦術的に修正しきれなかった
日本代表の課題はこれから始まるW杯予選のどこで表出してしまうのでしょうか。

また、それが表出した時に、果たしてそれが以前から見えていたリスクポイントであると
気付いて警鐘を鳴らせるメディアなどがどれほどいるのでしょうか。

手腕を発揮するほどの積上げ期間が与えられていない監督の力量を称賛し、
多くの被弾と1失点の意味より運の要素が強かった5点を取り上げる報道環境。
代表のスタッフ陣だけは冷静に本マッチを分析・解釈していることを只願うばかりです。

最近気になっているのが間伐材と林業

間伐とは森の成長を促すために、適度に森の木の間引きをして、しっかりと木々に太陽があたるようにします
そこで切った木を活用していくのが間伐材


間伐材のエコサイクルの大きな課題は初期のビジネスドリブンに関するところで、人不足と資金不足

間伐材自体には様々な用途があり、現在マネタイズも出来るようになってきているもの、それを始めるスタートアップをするリソースが不足しています

現在間伐するための林業人口が圧倒的に不足しているため、間伐材収集がなかなかはかどらず、
それに付随するビジネスも進まないのです
マーケットはあるにも関わらず

また、そのマーケットにひとたび進出できれば、資金は出来るため林業に必要な資金も創出できます


歯車がかみ合えばきれいなビジネスサイクルは作れるものの、それが出来ていない現在の状況

もう少し深堀りすると、もう少し実現にあたっての課題が見えてきそうです

これは継続的にウォッチするテーマ
街中にある自動販売機について、ずっと気になっていたので、先日情報収集をば


自動販売機の限界利益はどのあたりなのかというと、10~12本/日くらい
コンビニなどと比較して粗利が高く、利幅が大きいため、それくらいの売上で採算が取れるらしい
ただし、感覚的に理解できると思うけど、売上にはかなり場所によってムラがある
半分くらいは不採算で、近々再編というか不採算販売機の撤去があるのではと見ています

さらに、企業によってリスクの取り方が違います

コカコーラやサントリーは運営(ジュースの補充など)を他社に委託しており、商品は彼らに売り切っています
販売機の資産も運営会社持ちということで、固定資産を持たず流動化に成功
(コカコーラは委託先が子会社なので、厳密にはそれほどリスクヘッジになっていませんが)

一方の伊藤園やポッカなどは完全に自分たちで運営もやっているようです

自分たちでやったほうが限界利益率は上がる(10本くらいで採算ラインに乗る)らしいけど、
売れないと非常に低いROAとなります


ちなみに、参考までにコンビニのジュースの回転率(棚を1本の幅取っているもの)は36本/週
コンビニに行くとジュースって飛ぶように売れているように見えるけど、1日平均は5本ということ
これも人気/不人気の幅はあります

こういう販売データ(POSデータ)を活用し、仕入れのリードタイム短縮により人気商品を常に
店頭におけるようになるかがコンビニにおける競争優位性をつくるのに重要なこと
Nanako, Ponta, Tポイントなども入り乱れてしのぎを削る、激しくも面白い業界です