いらっしゃいませ! ようこそ、居酒屋・雑食館へ!
お料理ブログ界のひとりババ抜きこと当店店主の、
僕です。
今日もどうぞよろしくお願いいたします^^
さてさて、昨日から11月に突入しましたね。
晩秋とはいえ、平年に比べて日中は暖かな日々が続いておりますが、今年も残すところあと二か月たらずとなってしまいました。
現時点で森進一の誕生日まであと16日。小池栄子の誕生日まであと18日ですが、みなさまの方は体調などにお変わりはございませんでしょうか?
しかしながら。。。
まだ連日20度を超える温かさとはいえ、やはり料理店というものは気温がどうあれ季節の物を取り入れてゆかねばならぬわけでして、今年もとうとう始まってしまいました。。。
恐れていたアレがです。
ついにですか……
そう、 鍋物が。
これが始まってしまうと、材料調達から下準備、はたまた営業中のセッティングまで、てんやわんや(←死後。)の忙しさになってしまうので、シーズン突入時には毎年身構えてしまいまする。
そんなお鍋の定番といえば、やはり寄せ鍋ですけれど、今日はもう一つ。僕の職場で扱っている人気の定番鍋を紹介いたしましょう。
それが、コチラ
とり野菜鍋 です。
鶏肉と木綿豆腐、それに野菜。
栄養価の高い味噌味のこのお鍋は、同じ北陸は石川県能登地方の郷土料理をヒントに江戸時代に考案されたものであるとのことです。
北海道から海産物を運んでくる北前船の船上でふるまわれたのが最初らしく、とり野菜の「とり」は、当初、「鶏肉」の意味ではなくて、「栄養を取る」の「とり」だったようですが、現在ではすっかり前者の意味になってしまっているようですね。
さて、このとり野菜鍋。ちょっと特殊な味噌を使って作るのが特徴でもありまして、それがコチラの製品です。
これは、この料理を考案したという石川県に本社を置く「まつや」さんの味噌でして、ウチの地方ではどこのスーパーへ行っても簡単に手に入るのですが、よその土地ではきっと売ってはいないかも。。。
ひじょうに味わいのある調味味噌で、僕は自宅で鍋をするときに使うのもこの「まつや」さんの味噌と決めておりまする。とにかくウマい!
いまこの味噌に近い味のオリジナル味噌を個人的に研究しているのですが、近づけたとしても、まだまだ到底同じようには出来ません(><;)
ちなみにこの味噌。うちの近所じゃ買えないわ、というそこの奥様のために、全国発送もやっているみたいですよ♪
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ぜひともお取り寄せいただきたいですね。
では、本日もレシピの方を。
しかし、今回は、なんせ鍋物でしかもほとんど味をつけなくてもよい物なんで、一応ざっくりだけと紹介いたしますね。
【3人前、土鍋直径約20cmの6号鍋にて。】
・鶏肉(余分な脂などを取り除いて、一口サイズに切り分ける)……300~450g
・白菜……300g
・長ネギ……1本
・春菊……1/2把
・ささがきゴボウ……1/3本分
・キノコ(今回は舞茸)……1パック分
・木綿豆腐……1/2丁
・水……300ml
・出汁……200ml
・とり野菜味噌……100g(製品の1/2袋分)
分量の水、出汁を合わせて火にかけます。
沸騰したら「とり野菜みそ」を。
たったのこれだけ。呆気なし。。。
鶏肉は切り分けたあとで、湯をかけて「霜降り」にしてあります。
こうすることで後味がすっきりとし、灰汁もで幾分出にくくなるので。
点火します。
灰汁はこまめに掬ってくださいね。
だいたい、15分くらい煮てできあがり。
完成です!
あとは仲良く各自で取り分けて召し上がれ~
この「とり野菜みそ」には、ピリ辛バージョンもあるのですが、そちらもなかなかイイですよ♪
〆は御飯を入れて雑炊、もしくはうどんで。
これから雪が降るコチラの地方では、一番の御馳走です^^
皆さんも今年の冬は、この「とり野菜鍋」、いかがですか?
お取り寄せが出来なくても、鍋用味噌は売ってるかもしれませんから、出汁に鶏がらスープの素を少し足したりして、ぜひ一度おためしくださいませ。
体が芯から温まります^^
では、きょうはこの辺で、また明日お会いいたしましょう。
ごきげんよう! ばいばい>(^-^)/