新年早々縁起でもないって!?
まあまあ
年始は昨年を振り返ったりするから、
そうすると自然と自分の「生」についても考え、必然的に「死」についても考えるのですよ。(ステージ4癌患者の私はね)
もちろん今の治療が奏効して、寛解しちゃって、あと10年元気に生きられればいいなぁという夢はもっています
でも、そうは問屋が卸さないケースが往々にしてあるわけで
すでにホルモン治療もさんざんやって、
分子標的薬もだいぶやって、抗がん剤のフォースラインももう耐性ついちゃったおひとりさま生活の私は、最悪のケースに備えておかねばならぬのです
どういうふうに私は最期を迎えたいのか考えてようと思って取り寄せた本です。
在宅医療のスペシャリストで、日本在宅ホスピス協会会長の小笠原文雄医師著「なんとめでたいご臨終」読みました。
在宅ホスピス緩和ケアを提供してくれる良い医師がいれば、とても朗らかに、とても安らかに最期の時を迎えることができるケースがいくつも綴られています
もちろんそれは全て小笠原医師が体験してきたお話です。
私はこれまで最期を緩和ケア病棟で迎えたいと思っていましたが、
・そう思った時にお金があるか
・病棟に入ってから延命できちゃって
お金が続かなくならないか
・緩和ケア病棟に入りたいと思った時に
病棟に空きがあるか
など色々な問題が出てきます
ケアマネージャーさんから聞いたところ、いま私が住んでるところには良い在宅緩和ケアの医師がいらっしゃるとのこと
ならば、幸せに朗らかな最期をココ(自宅)で迎えられるかもと、読んで在宅医療にグッと引き寄せられました
でも、私が住んでるマンションはオートロックなのです。
私が末期になって自力で立てなくなった時に、お友達にこのマンションに来てもらっても鍵を開けることができなくなるかもしれない。
家族も遠くに住んでるし、そんな独り身の私にとって友達のお見舞いはとても大切。
お見舞いを考えたら、やっぱり緩和ケア病棟に入るのがいいのかなぁと、思い直したり。
少なくともこの本を読んで、自分がどんな風に最期を迎えたいのか、考え直すきっかけになりました。
在宅医療の良さも知ることが出来、ある程度までは在宅で過ごしたいという思いに至りました。
おひとりさまの方や、余命宣告を受けた方は、
一度読んでみてもよい本だと思います。
新年早々すみませんねぇ
改めて、明けましておめでとうございます
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます