電動車椅子車椅子に乗って観てきました。

チケット購入は身体障害者割引にて1000ハート

障害者手帳、活用してしますよOK

「お金ないとか言って映画かい真顔ってか。

1000円だけの娯楽は許してちょーだいキョロキョロ


さて、観たのは「人間失格 太宰治と三人の女たち」。

ついこないだ、自身の恋愛の記憶がよみがえったこともありまして☟

9月13日アップのブログ


観に行きたくなったのであります。


ですが、、、

ここから先は結構な酷評になりますイヒ

素人が何を言ってやがる!ニヤと思われる方は、この先スルーでお願いいたしますお願い




大文豪・太宰治を演じるのは小栗旬。

妻の役に宮沢りえ。そして不倫相手の女役に沢尻エリカと二階堂ふみ。さらに坂口安吾役に藤原竜也、三島由紀夫役に高良健吾とめっちゃ豪華なキャスト。

構想から完成まで7年の時間をかけているとのことで、期待が高まります。


「死ぬほどの恋」、なんてキャッチに期待を高めてしまったのがいけなかったのでしょうか。


恋愛の甘美さも、やるせない狂気の沙汰も、その背後に隠れるいびつな悲しみも、女の憐れみも感じられません。


ヒリヒリする痛みに耐える妻役を演じ切った宮沢りえさんだけはさすがでしたが、

やはり脚本や演出が台無しにしてる感が否めません。


編集者という仕事柄、役者さんにインタビューする機会が多々ございましたが、皆さん口を揃えておっしゃいます。

「現場に行けば、相手からもらえるものがある」 

「現場の化学反応で生まれるものがある」と。

その化学反応がドラマを面白くすることは普通の視聴者にも、よぉく伝わるものです。

その化学反応が、全く感じられなかったのです。


それと、さらに酷評になりますが、

日本の祭り、、、というか

東京の神輿の場面が三島由紀夫(小栗旬)の頭の中をグルグル回るシーンがありますが、随分舐められたもんだなぁと思いました。


神田明神祭や三社祭を私がイメージするからかもしれませんが、迫力の無さに拍子抜けしました。


映像も、例えばチャン・イーモウのようなケバケバしくド派手な色彩を期待したのですが、期待外れでした。  


もうここら辺でやめておきますにやり


私はダメでしたが、他の方が見れば

面白い!という場合もあるかもしれません。

特に、物語が動き出す後半から。



今まで私が述べてきたことは、全て好き嫌いで片づけられてしまうものだと思います。


けれども、1点。

あの時代の文豪たちの世界観を理解して、人物像を再現できる監督というのは、今やどれだけいるのだろうと危惧した作品でした。