木曜はPET-CT検査を入れてた。
朝、いつもより少し早めに起きて朝食を取る。
食欲はなかったけど夕方まで何も食べられないと思って詰め込んだら、胃腸が拒絶反応
ワナワナと微振動を起こしたのでトイレに駆け込む
便座🚽に顔を向けると、わずか5秒でリバース
激しい勢いの嘔吐だったが、トイレから出ると、テレビから朝ドラの主題歌・スピッツの「優しいあの子」がのほほんっと流れている
胃の中は空っぽなのに夕方までなにも食べられないとは。チッ
それにしても、パクリタキセルの副作用で嘔吐はあまり聞かない。
アバスチンとの組み合わせで吐き気が出ることもあるらしいが、これまで全くそんな気配はなかったのに。
夏の疲れが胃腸に出たのか🤔
昼過ぎにPET-CT検査へ。
検査薬を注射し💉1時間してから撮像室へ。
寝台に横たわるとお腹に重りを乗せられベルトが締められ身体が固定され、白い筒状のマシンの中へ。
「このまま20分程⏱撮影していきます」
とマイクの声が聞こえてきた。
室内に流れるインストュルメンタルの音楽を聴いて気を紛らす
ミスチルの曲だぁ、ふんふん
次は平原綾香の「ジュピター」
重いよね〜この曲、ずっしりと
ずっしり?
そうだ。ずっしりと、お腹の重りがやたら重く感じる
胃腸を圧迫して気持ちが悪い
こみ上げるような「ジュピター」のメロディーライン。こっちは別の意味でこみ上げて来た
身体がビクンっと動き始める
ぬぁ〜居ても立っても居られない
少し身体を伸ばしてみた。
「あと5分ですから、頑張ってください!」
マイクの声が聞こえる。
ムズムズする身体お腹の重りがずっしりと重くて苦しい
「あと2分30秒です!」
寝台が動いて、足だけは白いドームから出た。
足首を動かしたりバタバタしながら何とか耐える
「あと1分です!」
頭上に上げた手を、何かの縁(へり)に掴まらせて、ギュッと握って堪える
「お疲れさまでしたー」
すごく長い1分だった
「起き上がるの、ゆっくりでいいですよ」
と言われて本当にノロノロと起き上がる
バンダナを巻いた坊主頭に検査着でノロノロと起き上がる様子は、我がオヤジの姿と重なる。
すっかりオッサンだな、私。。。
お会計後も気持ち悪くてベッドで休憩させてもらった。
あーシンドイ1日だった
翌朝、ヘルパーさんが訪ねてくれたけど、
しんどさが残っててパジャマのまま出迎え。昨日辛かったことをぶっちゃけた。
「もうなんか私、オッサンみたいで…」
と言うと、ヘルパーさんは
「あらぁ、大変だったわねぇ」と同情しつつも、私の顔を見ると、ふふふ、と笑う
オッサンのような私がそんなおかしいか?
と思うと、オッサンのような自分が何だかこっけいに思えてきた
「いや〜ほんっとオッサンみたいで」
また言うと「オッサンなえちん」がツボに入った。
「アハ アハハ
あははは
」
と笑い出したら、
ヘルパーさんも笑いながら
「オッサンねぇ」と言い、
2人で顔を見合わせて大笑い
苦しかった「オッサンなえちん」の記憶は、自然と笑い話に
また私はヘルパーさんに助けられたのでした