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実家から東京に戻り、早速(車椅子で)行ってきたのは上野の東京国立博物館。
特別展「国宝 東寺ー空海と仏像曼荼羅」が開催されている。

東寺は大好きなお寺。近年二度ほど行った。
特に大好きなのが講堂で、大日如来像を中心に
21体の仏像が雛壇に並び、立体曼荼羅の世界を作り上げている。
その立体曼荼羅21体の仏像のうち、今回15体が上野にやってきている。

密教美術の凄さは仏像たちに吹き込まれた生命の息吹だ。力強く放たれる熱量が半端ない。
仏師たちが、空海が、溢れんばかりの熱量を注ぎ込み、仏像に生命を宿していった愉悦を感じずにはいられない。

そして美術館ではぐるっと仏像の背後に回って鑑賞でき、講堂とは違った愉しみもある。

法具や屏風など、これまで目にしてこなかった品々が見れたのも嬉しい。

展示の最後に登場するのが、東京に場所を変えて再現された“空海ワンダーランド”=立体曼荼羅だ。やはり圧巻。
菩薩・四天王・如来像が居並び、場所を変えては、その目線の先に佇む事を繰り返す。
いつまでもここに居て、仏像たちの視線の先に自分を置いておいてもらいたいーーそんな思いにかられました。

東寺の仏像の中でも人気のある帝釈天騎象像。これだけは撮影可でした。
ありがたや~✨✨

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