　アメブロ初めまして。元々はSNS(Facebook)で上げていた【道端演奏雑感】ですが、SNSの方は友だちに共有範囲を限定にしておりましたが、SNSをやっていない方々からも読んでみたいというご所望をいただいていたので、今年２０２４年からは、自分の演奏活動報告、ライブや映画を観た・聴いた、CDなどを含めて音楽に関するアイテムを買った・使った、などの記事もこちらに記しておきたいと思います。従来のFacebookでお世話になっている皆さんには、お手数をお掛けしますが、まぁ、読むか読まないかの選択ができるという事で、誠に勝手ではございますが、よろしくお願いいたします。それでは、行きます。

【２０２40107道端演奏雑感】本来は２０２４年の路上演奏のスタートは、新潟市万代の地下通路、万代クロッシングの地下広場で、１月２日のお昼くらいから演る予定でした。そこであれば、まず天候に左右される事はないし、１月２日は万代シティの初売りであり、１年で一番利用者が多いと考えたのでした。しかし、前日に発生した能登半島地震に鑑み、営業を縮小した店舗もあり、自分が利用しようと考えていたJR線も運休となりましたが、何よりも余震が気になり、家を空けられる状態ではなく、演奏を断念しました。そしてまだまだ能登半島では、余震が続いたり、救助活動が難航していると事ですが、普通に生活できるのであれば、普通に生活した方がいいとの思いで、今日から演る事にしました。

　午前１１時に、当初の予定通りに地下広場へ行ってみたのですが、思ったほど人の往来もなく、「ここで演るのであれば、寒いけど、駅南の屋根のある辺りで演ってみよう」と思い、機材一式を抱えて新潟駅南口へ向かい、以前に若い人がダンスの練習をしていた場所に陣を構えました。

そして年末年始用に、シークェンサーに入れた曲を演り始めました。最初の三曲くらいは、慣れた曲で領域展開するのが定石であります。そして毎年の初めは、自主企画でもお店の企画でも、前年大晦日の紅白歌合戦で印象に残った曲を演る事にしていて、今回は、「ルビーの指環」を元旦丸一日かけてバッキングを作って仕込みました。去年、自分が演奏した中で、紅白の演目が５曲もあったので、そこから演るつもりでしたが、どうしても演りたくなって、仕込みました。そして演り始めると、自分と同年配の女性が、近くに寄って聴いてくれて、投げ銭をしてもらえました。そうすると、少し離れて聴いていてくれた高校生らしき男女数人のグループの中の女の子が寄って来て「それは何という楽器ですか」と声を掛けてくれました。「これは、エアロフォンと言う楽器で、サックスの指使いでいろんな音が出せるんだよ」と教えてあげると、他の仲間も興味深げに、寄って来てくれました。それもそのはずで、聞けば某高校の吹奏楽部の金管パートの仲間で遊びに来ていたそうです。「木管パートの人たちに見せたいので、動画を撮っていいですか？」と聞かれて、断る理由もないので、またしても若い人にはと、「オトナブルー」を投入したところ、喜んでもらえました。このグループが、聴いていてくれた間に、人が人を呼ぶ現象で、わかい男女のカップルもしばし聞いて行ってくれました。金管奏者の高校生たちには技術的には、何の参考にもならないと思いますが管楽器１本だって、こうやって一人で路上演奏できるし、たぶん取り組んでいるはずの吹奏楽コンクールとは、別な演奏の楽しみ方もあるという事を、知ってもらいたいなと思いました。高校生が「頑張ってください」と声を掛けてくれて立ち去り、その後は演歌も含めて冬の名曲を投入したところで、雨はみぞれに変わってしまい、指もうまく動かなくなったので、開始から１時間半ほどでお開きにしました。最後に、高校生が立ち去る前に、その中の女の子が一人、「これを使って下さい」と使い捨てカイロを１つ、プレゼントしてくれました。とても勿体ない気がして使えません。でも、オジサンは、心から暖かくなりました。今年も、いいスタートが切れました。

2024年始動。