今日も暑い一日。涼しい所に行こう!と言うことで、長野県阿智村の園部にある古代東山道をハイキングして来ました。


古代東山道は701年に大和政権が整備した古道で、滋賀県から東北まで1000キロを整備しました。

その中でも、この辺りの神坂峠越えが最大の難関だったそうです。


園原ビジターセンターにクルマを停めて、ハイキングスタート


源氏物語に登場する程、歴史がある古道です。


暫く歩くと月見堂がありました。かつて文人たちが中秋の名月を楽しんだ場所だそうです。

阿智村は星空観測で有名ですが、昔から夜空が綺麗だった様です。


更に進むと東山道史跡苑への分岐がありました。

ここから山道を歩きました。


脇には駒つなぎの桜がありました。「源義経が奥州に下る時に馬を繋いだ」という言い伝えがあります。

水田に反射する桜が綺麗な様なので、いつか春に訪れたいと思います。



東山道はあまり歩く人がいない様でした。

途中に姿見の池がありました。


更に進むと蒼白の滝が見えました。


上を見上げると滝見台がありました。


坂道を登ると、滝見台越しに南アルプスの山々が臨めました。なかなかの絶景です。


滝見台から滝に向かって皿を投げると、願い事が叶うそうです。



皿の飛び方で運勢が占えるそうです。


昔はここに皿が置いてあったそうですが、今はビジターセンター等で事前に購入しておく必要があります。


更に進むと神坂神社がありました。樹齢2000年以上とも言われる古木に囲まれた静かな神社です。


昼飯はビジターセンター向かいの門前屋で頂く予定でしたが、残念ながら食堂はお休み。おからが出ないという豆腐をお土産で購入して退散しました。


思ったより涼しくありませんでしたが、良い運動になりました。


木曽方面に移動する道中に「一番清水」があったので水を汲んで持ち帰りました。



名物の蕎麦を食べたかったので何ヶ所かトライしましたが、どこも混んでいたので大妻籠のある金剛屋で頂きました。


古い建物で、囲炉裏の周りで食べました。

西城秀樹やマナカナちゃんも食べに訪れたそうです。


私はごへい定食、妻はそば定食を注文しました。

五平餅は木曽地方独特のゴマだれでしたが、甘さ控えめでとても美味でした。


そば定食には川魚の塩焼きが付いていました。良い塩加減でとても美味しかったです。


手打ち蕎麦が終わってしまい機械打ちでしたが、雰囲気を含めて良かったので満足です。


腹ごしらえしてから帰路へ。

馬籠に行く道中にある男滝女滝に立ち寄りました。二本の川が合流する場所で、それぞれの川に滝があります。

向かって右側にあるのが女滝。


 

左側にあるのが男滝です。

男滝はダイナミックで、水飛沫が天然のクーラーの様で涼しくて気持ち良かったです。


昔の旅人も、ここで一休みしたに違いないと思いました。


中津川に入ると激アツ。すやの隣にある甘味処でかき氷を食べてクールダウンしました。雪の様なかき氷で、柔らかくて美味しかったです。


爽やかとは言えませんが、愛知にいるよりはマシだったと思います。

明日からは孫が遊びに来るので、楽しみです。