【武士道から学ぶお金の話】
なぜ日本人は「お金の話」にネガティブなのか?
それは日本の歴史に深く関係があります。
鎌倉時代に始まり〜江戸時代に発展し、
明治維新後に国民的道徳として協調された
教えが【武士道】です。
この精神が、今日にも日本人の固定概念として
強く根付いており、
「お金の話」を避ける民族として成長してきました^^;
『武士道とは武士の守るべき掟』
あるいは教育された道徳的原理とされ、
机上で学ぶのではなく、血肉に刻み受け継がれてきた
精神という事になります。
この時代には職業で身分が定められており、
「士農工商」の順で扱いが違っておりました。
武士という立派な職業に比べて・・・
商人というのは…かけ離れて下の身分だったのです。
武士はお金の勘定事とそろばんをとにかく嫌っており…
「お金の計算をするなんて卑しい」と考えていたのです。
このような事が起こった背景には…
「貴族を商人から遠ざけておくことで、富が権力者に
集中する事を防ぐ事ができる褒められるべき政策」
という解釈で捉えたことから影響を及ぼし、
この思想自体はモンテスキューによって証明されています。
商人という職業に対して侮蔑的な見方をする社会の風潮があり、
「お金の話をするなんて卑しい」
この精神が強く根付いた反動でもあります!
武士道として
「貧しい環境であったとしても表にはそれを出さずに
気高く生きるべきだ」=武士の美徳が優先された経緯です。
現代でも…
お給料のことや資産状況について、
友人同士で気軽に話すなんて極少ない事例が定着しています。
そればかりか家族でさえも資産状況を把握していなかったり、
お金の話になるとシビアな空気になるご家庭も少なくないはずです!
この風潮は武士道から形成された【お金の話をするのは卑しい】という考えが現代にも伝播したと捉えるべきです。
まずは身の回りから。ご家族と資産状況の確認をする中で、
ご家庭の経済状況を把握し、お金の教育を発展させてみてはいかがでしょうか?
温故知新は勿論大切ですが、情報が氾濫する現社会ですが!
変化のスピードに、順応できるマインドを磨き上げていきましょう👊