父の生家、
父が継いだのだけれど、
すこし脳に障害が出てしまっているので、
母が管理することに。
田舎も田舎なエリアにある、
「不動産ならぬ負動産」
と言われても仕方のない土地家屋なのになぜか奇跡的に借り手が付き。
借りてくれた店子さんは、
庭に手を加えながら何年もきれいに住んでくれたのだけど、
コロナで経済状況が変わったという事で退去に。
そしたら、
すぐに次の借り手が付いたという(驚)
で、
その新しい店子さんが先日、
「できればこの土地と家屋を売ってくれないか?」
と打診してきたのだそう。
何度も連呼したらご先祖様に怒られてしまうけど、
本当に
「一般的には買い手がなかなかつかず、小孫の世代が持て余して頭を抱えるような、いわゆる負動産」
です。
父がまったく物件管理ができない今、
無理して所有し続けて、
結局ひどいあばら家にしてしまうよりは、
誰かに引き継いでもらった方が土地は生き続けます。
父母は世代的に
「お仏壇に、まいにちお水とご飯をあげてお参り」
を欠かさないのですが、
『お参りとか、先祖を敬うとかって、やっぱり大事なんだなー・・・』
と思い知らされた出来事でした。