今回はきれいなのにいまいち人気の出ないオデッサバルブでも紹介してみたいと思います。

 

ネオンテトラなどの南米産のカラシンの仲間ではなく、こちらは東南アジア産のコイの仲間です。当初は改良品種と思われていたみたいですが、どうやらミャンマーなどにワイルドで生息しているようです。

 

体長は5センチほどになり、発情したオスの発色は素晴らしいです。が、性質は荒いです。これがいまいち人気の出ない理由のひとつです。同種間、他魚種でも関係なく追い掛け回すので混泳には注意が必要です。水草をたっぷり植えて隠れ家を作ってあげるなどの工夫が必要でしょう。

 

飼育難度は性格は荒いもののとても丈夫で簡単な種類だと思います。水温は26度前後、水質も中性から弱酸性を保てれば問題なく飼育することができます。体色をきれいに出すのならば弱酸性の水質をキープしてあげるといいと思います。

 

エサは何でもよく食べます。人工飼料、冷凍アカムシなどがおすすめです。あげればあげるだけ食べてしまうので、水質悪化と肥満防止のためにそれなりに与える量は調節してあげたほうがいいと思います。

 

繁殖については個人的にはまだ試したことはないのですがタマゴばらまき型のようです。卵を産んだそばから食べてしまうので繁殖するには一工夫必要でしょう。どうやら産卵から丸1日後にはふ化するようです。