大勢の席ではまったくしゃべろうとしない人がいる。単に意見が無い?その集まりに不満がある?いくつか理由があるだろうけど、内向的な人は、不特定多数の前で自分の意見を出したがらない。

■なぜ内向的な人はしゃべらないのか?


ところで内向的な人とはどういう人なのか。

おとなしい人?

思索の好きな人?

そういう解釈もあるだろうけど、ここでは「考えないとしゃべれない人」とする。

なんて話をすると「考えずにしゃべれる人なんているのか?」と疑問を持つ人もいるんじゃない?

でも、そう感じること自体、その人が内向的だと分かる。

内向的な人には信じられないだろうけど、外向的な人はしゃべるために頭の中で言葉を整理することをしないんだよね。

しゃべりながら考えをまとめており、それが内向的な人との大きな違いだ。

でも、ほとんどの内向的な人はこの事実に気づいていない。

どんな人も、自分同様、あれやこれや考えた上で言葉を出していると思い込んでいる。

だから、外向的な人を見ると「なんでこの人、周りを気にせずしゃべれるんだ?」と不思議に思う。

でも、内向的な人は、それすら口にすることはない。

場の空気を読んで、頭の中で「この場での適切な意見は何か?」なんてことを考えてしまうからだ。

■内向的な人にしゃべってもらうには「問い」が大事


このように「考えてからしゃべる」内向的な人をしゃべらせるにはどうしたらいいのか。

簡単な方法がある。

彼らが興味を持ちそうな「問い」を投げかければいい。

内向的な人は、頭の中で考えることが得意だから、興味のあることなら必要以上に考えてくれる。

(良い問いのポイント)
・内省を促す「問い」であること
・現在取り組んでいる成長課題に関わる「問い」であること
・答えの無い「問い」であること


上記にあてはまる「問い」を投げかけたら、タイミングを見計らって、「○○さん、どのように思いましたか?」と聞いたら良い。

すると彼らは「私は○○だと感じました」と重々しく答えてくれるだろう。

■内向的な人にしゃべってもらうには理解ある深堀が必要


でも、これで終わりにしちゃいけない。
 

すかさず「おぉ、○○ですか。もうちょっと詳しく教えてくれますか?」といった感じに深堀しなければ、話は続かない。

多くの人は、内向的な人への深堀をためらってしまう。

彼らが普段あまりしゃべらないことを知っているので、「あまり突っ込んじゃ悪いかな」と思うからだ。

でも、気にする必要はない。

内向的な人は自分の考えを大切にするので、それをしっかり聞いてくれる人には、自己開示してくれるものだ。

繰り返し「理解ある深堀」を続けると、内向的な人特有の「自分語りモード」に入ることがある。

ここまで持っていければ、彼らは意外なほど饒舌になるものである。