■イノベーターが市場経済を発展させている

 

イノベーターとは、新しい商品やサービス、ライフスタイルなど、最も早い段階で受け入れる人である。

 

その割合は、イノベーター理論によると全体の2.5%程度だそうだ。

 

でも、彼らがいることで、革新的な商品の市場浸透が早まっているのは間違いない。


例えば、今、スマホ時代なのも、スマホ草創期にアイフォン3G(2008/7発売)に飛びついてくれた人がいるから、とも言える。
 

とは言うものの、実は私はイノベーターの気持ちが理解できない。

 

なぜ彼らは新商品にいきなり飛びつくことができるのだろう。

 

リスクしか思い浮かばない。

 

まあ確かに、友人には自慢できるかもしれないし、インスタに投稿すれば「いいね」がたくさんもらえるかもしれない。

 

でも、それだけのことである。

 

本質的なメリットがあるとは、どうしても思えない。

 

■イノベーターとは子どもの感性が失われていない人である

 

イノベーターはなんで新しいものを欲しがるのだろう。

 

そういえば「私も子どもの頃は新しいものを欲しがっていたなあ」と思い出した。

 

テレビCMで「新発売」と言われたら、それたけで心が踊ったなあ。

 

それがたとえ1年もしないうちに飽きるようなモノでも、欲しくて欲しくて仕方ない気分だったね。

 

その商品を見つけた時の目に飛び込む感覚。

 

デザインや色合いから感じる不思議なムード。

 

手に入れた後を想像したときのワクワク感。

 

これらの気分に飲み込まれてしまっていた。

 

たぶんこの時、脳内ではドーパミンが大量に分泌されていたと思う。

 

ドーパミンとは、「意欲」「運動」「快楽」に関係する神経伝達物質だ。

 

これがでると「欲しい!」って気分が高まるとともに、その欲しいモノに意識に集中する。

 

まあ「忘我」と言っても良かったかな。

 

動物実験でもあるよね。

 

ボタンを押すと欲しいものが出る装置を使った実験すると、その動物はしばらくずっとボタンを押し続ける。

 

これがドーパミンの力である。

 

でも、このような忘我な感覚は、大人になるにつれて薄れてしまうようだ。

 

ドーパミンは10年で約8~10%も減るという研究報告(フィンランド、トゥルク大学の研究)もある。

 

ところが、この感性をいつまでも残しているのがイノベーター(革新者)なのだろう。

 

子どもの頃の忘我な感覚は、なんとも不思議な気分をまとった充実感でもあった。

 

イノベーターは、大人になってもその感覚が続いているとしたら、それは羨ましい話でもある。