新しい商品を真っ先に試したがるイノベーターは子供の感性が残っているのだろう。こういう感性って歳とともに薄れるのが普通なんだろうけど、一向に薄れない人達がいるのは社会にとって幸いである。イノベーターがいるお陰で、世の中は常に新しい商品で溢れ、しかも常に新陳代謝しながら進化している。
— 中村文昭@たいわや代表 (@jvl1S96EYxZz7R0) November 21, 2020
■イノベーターが市場経済を発展させている
イノベーターとは、新しい商品やサービス、ライフスタイルなど、最も早い段階で受け入れる人である。
その割合は、イノベーター理論によると全体の2.5%程度だそうだ。
でも、彼らがいることで、革新的な商品の市場浸透が早まっているのは間違いない。
例えば、今、スマホ時代なのも、スマホ草創期にアイフォン3G(2008/7発売)に飛びついてくれた人がいるから、とも言える。
とは言うものの、実は私はイノベーターの気持ちが理解できない。
なぜ彼らは新商品にいきなり飛びつくことができるのだろう。
リスクしか思い浮かばない。
まあ確かに、友人には自慢できるかもしれないし、インスタに投稿すれば「いいね」がたくさんもらえるかもしれない。
でも、それだけのことである。
本質的なメリットがあるとは、どうしても思えない。
■イノベーターとは子どもの感性が失われていない人である
イノベーターはなんで新しいものを欲しがるのだろう。
そういえば「私も子どもの頃は新しいものを欲しがっていたなあ」と思い出した。
テレビCMで「新発売」と言われたら、それたけで心が踊ったなあ。
それがたとえ1年もしないうちに飽きるようなモノでも、欲しくて欲しくて仕方ない気分だったね。
その商品を見つけた時の目に飛び込む感覚。
デザインや色合いから感じる不思議なムード。
手に入れた後を想像したときのワクワク感。
これらの気分に飲み込まれてしまっていた。
たぶんこの時、脳内ではドーパミンが大量に分泌されていたと思う。
ドーパミンとは、「意欲」「運動」「快楽」に関係する神経伝達物質だ。
これがでると「欲しい!」って気分が高まるとともに、その欲しいモノに意識に集中する。
まあ「忘我」と言っても良かったかな。
動物実験でもあるよね。
ボタンを押すと欲しいものが出る装置を使った実験すると、その動物はしばらくずっとボタンを押し続ける。
これがドーパミンの力である。
でも、このような忘我な感覚は、大人になるにつれて薄れてしまうようだ。
ドーパミンは10年で約8~10%も減るという研究報告(フィンランド、トゥルク大学の研究)もある。
ところが、この感性をいつまでも残しているのがイノベーター(革新者)なのだろう。
子どもの頃の忘我な感覚は、なんとも不思議な気分をまとった充実感でもあった。
イノベーターは、大人になってもその感覚が続いているとしたら、それは羨ましい話でもある。