ミッションとは強みであり、ビジョンは機会を示しているのだと思う。その構造を図にすると以下のとおりだ。

 

■ミッション=強み

会社の強みってなんだろうなあ、って考えることがある。

 

たまに「うちの強みは先端設備にある!」みたいなことを言う社長に出くわすことがあるけど、設備が強みってのはあまりピンと来ない。

 

金さえだせば誰でも買えるものを強みだなんてちょっと他力本願だ。

 

むしろ「その設備導入を可能にした組織体制が強みだ」って言ってくれた方が頼もしい。

 

ミッション(存在目的)を感じるからだ。

 

ちなみに、ミッション(存在目的)とは、社長や社員の「性格」と「ずっとやってきたこと(継続した試行錯誤)」の相互作用で出来上がると思っている。

 

ヒトの個性が、ミッション(存在目的)を生み、それが会社の強みにつながるのである。

 

■ビジョン=機会

強みがミッションであるとしたら、機会に該当するものはビジョンではないかと思っている。

 

なぜなら、ビジョン達成の予感が伴ってはじめて単なる出来事が機会と感じられるからだ。

 

たまにSWOT分析で、まったくビジョンにつながらない事柄を機会であるとする経営者を見かける。

 

例えば「東京オリンピックで外国人がたくさんくるから機会だ」なんて話だ。

 

確かに多少でも売上が上がる可能性があるのなら、機会と呼んでも良い気はする。

 

でも、そうじゃないなら、それは単なる願望だ。

 

もし、その願望が本来進むべき道と無関係だとしたら、その願望に飛びつくこと自体、あるべき姿から外れることになるけれど、それでよいのだろうか。

 

従業員や取引先を説得して方向転換できるなら良いけど、そう簡単じゃないだろう。

 

つまり、ビジョンってやつは、願望なんかとはまる異なるものであり、「論理的にみんなが納得する将来予想を示すこと」なのだ。

 

あなたは10年後の未来をどのように思い描いているのか。

 

これを機会ととらえているからビジョンにしているのではないか。

 

要するにビジョンと機会は本質的に同じなのである。