9月23日 グレタ・トゥンベリさんを含む16人の子ども達が国連・子どもの権利委員会に申し立て | 森田明彦 オフィシャルブログ

森田明彦 オフィシャルブログ

Soul Searching Navigator. 国際コーチング連盟認定プロフェッショナコーチ(英語)。博士/名誉教授。外交官、国連職員、国際NGOディレクター、大学教員を歴任。イスラエルに4年、米国ニューヨークに3年在勤。主著『世界人権論序説』(藤原書店、2017年)。

僕も日本のフォーカルポイントとして参画したグローバルキャンペーンの成果である「子どもの権利条約」第3議定書(個人通報制度)」。

 

国内におけるすべての救済への途が閉ざされたとき、国連・子どもの権利委員会に子ども自身が救済申立を行うことができる制度です。

 

この9月23日に、 グレタ・トゥンベリさんを含む16人の子ども達が国連・子どもの権利委員会に、環境に対する子どもの権利の侵害に関する申立を行いました

 

今から95年前。
1924年に国際連盟総会で採択された「ジュネーブ子どもの権利宣言」。

 

起草者のエグランティン・ジェブは第一世界大戦後に被災した子ども達への国際的支援活動を開始します。

 

やがて、国際的関心が低下し必要な資金を調達できなくなったとき、ジェブはこう発言しました。

 

“If we wish nevertheless to go on working for the children… we should claim certain rights for the children and labour for their universal recognition.”

 

いま、世界は健康な環境を子どもたちに保障するための国際人権条約を必要としています。