いやいや…すみません。
ナンバーガール無関係記事です。
だいぶ、前の出来事だけど、
ふと、藤子F不二雄ミュージアムに、彼と行くことが出来て良かったなと思い出す。
彼と言っても、現在の「彼氏」という意味ではなく「He」ね。三人称。
わたしの男ともだちというか、
何というか…
大学時代の同級生です。
わたしも彼も、ドラえもんが大好きでして…
わたし、大学は、美大だったんですけどね、
彼の描く絵が、悔しいくらい素晴らしくて、入学早々、わたしが高校まで居た、お山の低さを思い知らされ…
なんとなく、彼と、つかず離れずの距離をとっていたのだけれど…
彼もドラえもんが好きだと知って、
「なんだよ、早く言えよ!!
わたし、映画だと海底鬼岩城がいちばんすき!」
…で、すぐに友だちになれた。
その後、彼とは、お互いの、各々の恋愛の進行を応援し合ったりするくらいの親友になる。
でも、親友から恋人になるのには、時間がかかった。
わたしがグズグズだったせいで、わたしが優柔不断だったせいで、お別れすることになって、
別々に生活をして、
しばらくしてから、連絡が来て、
一緒に藤子F不二雄ミュージアムに行った。
わたし、この時、藤子F不二雄ミュージアムに行くのは2回目だった。
初回行った時に
ミュージアムに展示されている
大魔境の、石のドラえもんを見て、
彼の顔が思い浮かんだ。
彼との関係が続いていて、彼と此処に来ることが出来ていたら、彼は、のび太くんのパパみたいに、
『きっとやわらかい石なんだよ』
って言うだろうなって思っていた。
彼と、此処に来ることは一生無いだろうと思っていたけど、来ることができた時に、やはり
『見て。
あれ、きっとやわらかい石なんだよw』
って、言って笑っていた。
少しではなく、だいぶ不思議だ。
彼がわたしを誘ってくれたことに感謝だ。
一生ものの思い出になりそう。
これに関しては、「美化」だとしても、良いのさ。
わたしの思い出になってしまったら、もう、誰の邪魔も入れないもの。
むしろ、どの思い出もね、
思い出くらいは、誰にも邪魔なんてさせないよ。
強がりでもなんでもなく、
これは、決して未練ではなく…。
頭の中の思い出を、必要なものと不要なものを決めて、整理整頓するとしたら、
コレは、とっておいても良いかなと思う。
もう未練じゃない。
好きじゃないかもしれないけど、嫌いでもないよ。
コレ以外は、もう切り離すけど、
この日のことだけは、覚えておきたい。
そんな感じ。
…あ!
そういえば、この日の帰りにね、新宿の、藤子F不二雄さんが通っていた喫茶店にも、行けた。
前にもふたりで行ったことがあったけど、
もうふたりでは行くことは無いだろうなと思っていたから、大袈裟かもしれないけど、わたしにとっては、奇跡の1日だったんだな。
此処以外では、誰にも言わないよ。
親友にも、
仮に、これから恋人が出来たとしても言わない。
恋人に過去の恋人の話をするのは、わたしの中のルールにも反する。
こっそりポケットにでもしのばせて、未来に行こう。
ドラえもんだけに。
全然、うまいこと言っていない。
しかし、なぜ、急に思い出したんだろうね。
いや…
でも、まぁ…。
こういうこともあるか。
元気でやっているならそれで良いや。