静岡ホビーショウ向けの作品制作もようやく終わることができて、プラモデル製作を再開させます。と言っても昨年以降何も作っていないわけではないですので、そのあたりもおいおい紹介していきます。
 今回、作製を開始したのは、1970年代のオールドキットであるニチモの九九式襲撃機です。このキットは、ニチモ(日本模型社)が日本のプラモデル出荷数の25%を占めていたもっとも脂の乗り切った時期のものです。入手したのは20年前くらいですが、今回、7月に成田で行う飛行機模型展のテーマが「ビンテージキット」ということもあり、これを作成することにしました。2000年ぐらいまでは再販されていましたから、ビンテージになるかどうか微妙ですが・・・。 パッケージはこれです。


 製作を始めると、エンジン部は、エンジンマウント部分も模型化されています。手を入れやすい構成です。私の場合は、このエンジンは三菱製瑞星エンジンですから、栄等の中島系のエンジンとはカムの配置が違い、それに伴いプッシュロッドが後列のシリンダーまで伸びているので、そこだけは再現してみました。

カウリングに入れると見えなくなるけどね。

 操縦席もそこそこ作られています。ここで迷ったのが機内色です。インストでは青竹色が指定されていますが、確かに昔はその色で塗るのが当たり前でしたが、その後の資料では三菱系の他の機体で操縦席が青竹色指定は珍しいと思います。三菱の陸軍機の機内色は何色かわからなかったので、三菱の海軍機と同様のグリーン系の機内色としました。
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パイロットは、在庫の中からピックアップしました。私の場合、最終段階で飛行状態の写真を作るのが趣味ですので、二体を組み込みました。

機内を作ると後は機体の組み立てとなって、さくさく先に進みます。塗装は、明灰緑色で全面を塗って、ダークグリーンで機体上面をモットリングしました。

 今日はここまでです。次は、デカール貼り付けでしょうか。また、気が向いたらお付き合いください。