♪小さな小さな頃
頼りにしていたのは
いつも一緒だった
大きなシェパード
悲しい悲しい夜
夢の中にでてきて
空に向かって激しく
何故か吠えるよ♪
この歌確かタイトルは人の名前だったような…
13歳年上の従姉が私がまだ幼い時に聴かせてくれた曲…。
誰の曲だったかな?従姉は『いい歌でしょ?!』ってよく聴かせてくれた曲。
エースの事を考えてたら頭の中に覚醒したようにメロディーが流れた。
この歌詞のシェパードはきっと励ましてたんだろうな。
エースと重なる。旅行から帰ったらエースに会いにいこうと思う。
義也がいない時間を狙えば大丈夫だよね。
『うま♪このパフェばりうまですよ♪静香さん!昼からの温泉の後のパフェもいいですね♪』
麻美は温泉宿から近いというわりと人気のカフェに連れてきてくれた。
周りを見渡すと若い女性客が大半だけど
若いカップルもチラホラ目に写る。
純粋に羨ましいと思う。
義也と知り合ってからというもの、デートらしいデートが一度もない。
時々居酒屋に行くくらいで、映画や遊園地、旅行、海や夜景、いわゆるデートらしいデートはしたことがない。
過去に付き合った彼氏とは違う。
デートしたり、時々ピクニックでお弁当作ったり、誕生日やクリスマスを楽しんだり。
義也とはそんなことがない。
お弁当なんて作らなくても、仕事の続かない義也。自炊をするしかなくて、義也の家にいくたびに食材を買いたしては料理を作る。
美味しいのかもわからない。
可愛く盛り付けた野菜サラダも侘しいだけだった。
居酒屋以外はほとんどが家の中。
恵梨奈さん家にご馳走になったりしたから、手土産を買いにいこうとしたら
『遠藤ん家は金持ちなんだ。そんなもん、持っていかなくていい』なんて
言ったり。
恵梨奈さん家は一般家庭だと思う。
義也が仕事が続かないせいでお金がないだけなのに。
一般家庭も義也を基準にすれば金持ちに違いないよね。
恵梨奈さんは私にとっては先輩だからそうは言ってもご馳走になるのだから、後日、ケーキを持っていったりした。義也には内緒だというと恵梨奈さんは『プライドが高いのよね!義也って!静香に頼りたくないのかしら?』なんて言ってたけど…。
きっと義也は金持に手土産等必要ないと思っていただけだと思う。
恵梨奈さんには悪いので黙しておいたけど…。
義也の前に付き合った彼氏達はデートの延長戦でキスをして、愛しあった。
義也?愛しあう?というよりも貪る。そんな感じだった。
仕事をやめてお金が底をつくと、特にそうだった。
中小企業で働く私の給料はそんなに高くはない。その安月給は義也との食費で3分の1はとんだ。
それでも楽しければ浪費だとは感じていないと思う。
私にとっては浪費にすぎないでいた。
私はやっぱり義也を好きじゃないんだと気がついた。
義也とは離れたい…。
けど…。
『静香さん?聞いてます?今夜は別注でご馳走頼んでますからね?今度は新しい彼氏ときてください!』
栗色のふわふわパーマが光に反射して、明るくみえる。声のトーンも同じように光に反射しているよう。
『うん。楽しみだね!夜ごはん!今度は新しい彼氏か…。できるかな?彼氏…。』
『できますよ!静香さんがその気になればですよ!実はこの前の合コン、静香さん大人気だったんだけど、なんか声かけづらいって!なんか男受け付けませんオーラがでてるらしいです。それって、まだ義也さんとの関係がハッキリしてなかったからじゃないかって思います。』
ふわふわパーマをふわふわさせながら潤んだ、いわゆるうるうる瞳で麻美はいう。
『…うん。そうだよね。』
煮え切らない私の態度をその瞳は見透かしているよう。
『静香さん?勘違いしないで下さいよ。義也さんを好きで将来結婚とか考えられる人なら、いいと思うし、この前もいったけど彼氏ができるまでのセフレで割りきれるなら、それでもいい。独身だし彼氏いないんだから、誰とHしようが勝手ですもん。ただ、結婚を考えられるますか?セフレだと割り切れますか?義也さんの存在が静香さんの幸せの妨げるなら次に進みましょうよ!彼氏ができるまで、もちろんできてからも、買い物とか旅行とか女同士でしかできないこともたくさんしましょう!義也さんといた時に使ってたお金はこれからは自分磨きにつかいましょうよ。
駅前の美容院の半額チケットもらったから旅行から帰ったら行きましょ!』
義也と知り合ってから3ヶ月に一度行ってた美容院も半年に一度に変わっていた。
考えればバーゲンの友達からお誘いも断るようになってた。
義也の家にはもう行かないのが私の一歩…。
心はさだらないまま…。
太陽は容赦なく沈んでいった。
つづく
不定期更新
頼りにしていたのは
いつも一緒だった
大きなシェパード
悲しい悲しい夜
夢の中にでてきて
空に向かって激しく
何故か吠えるよ♪
この歌確かタイトルは人の名前だったような…
13歳年上の従姉が私がまだ幼い時に聴かせてくれた曲…。
誰の曲だったかな?従姉は『いい歌でしょ?!』ってよく聴かせてくれた曲。
エースの事を考えてたら頭の中に覚醒したようにメロディーが流れた。
この歌詞のシェパードはきっと励ましてたんだろうな。
エースと重なる。旅行から帰ったらエースに会いにいこうと思う。
義也がいない時間を狙えば大丈夫だよね。
『うま♪このパフェばりうまですよ♪静香さん!昼からの温泉の後のパフェもいいですね♪』
麻美は温泉宿から近いというわりと人気のカフェに連れてきてくれた。
周りを見渡すと若い女性客が大半だけど
若いカップルもチラホラ目に写る。
純粋に羨ましいと思う。
義也と知り合ってからというもの、デートらしいデートが一度もない。
時々居酒屋に行くくらいで、映画や遊園地、旅行、海や夜景、いわゆるデートらしいデートはしたことがない。
過去に付き合った彼氏とは違う。
デートしたり、時々ピクニックでお弁当作ったり、誕生日やクリスマスを楽しんだり。
義也とはそんなことがない。
お弁当なんて作らなくても、仕事の続かない義也。自炊をするしかなくて、義也の家にいくたびに食材を買いたしては料理を作る。
美味しいのかもわからない。
可愛く盛り付けた野菜サラダも侘しいだけだった。
居酒屋以外はほとんどが家の中。
恵梨奈さん家にご馳走になったりしたから、手土産を買いにいこうとしたら
『遠藤ん家は金持ちなんだ。そんなもん、持っていかなくていい』なんて
言ったり。
恵梨奈さん家は一般家庭だと思う。
義也が仕事が続かないせいでお金がないだけなのに。
一般家庭も義也を基準にすれば金持ちに違いないよね。
恵梨奈さんは私にとっては先輩だからそうは言ってもご馳走になるのだから、後日、ケーキを持っていったりした。義也には内緒だというと恵梨奈さんは『プライドが高いのよね!義也って!静香に頼りたくないのかしら?』なんて言ってたけど…。
きっと義也は金持に手土産等必要ないと思っていただけだと思う。
恵梨奈さんには悪いので黙しておいたけど…。
義也の前に付き合った彼氏達はデートの延長戦でキスをして、愛しあった。
義也?愛しあう?というよりも貪る。そんな感じだった。
仕事をやめてお金が底をつくと、特にそうだった。
中小企業で働く私の給料はそんなに高くはない。その安月給は義也との食費で3分の1はとんだ。
それでも楽しければ浪費だとは感じていないと思う。
私にとっては浪費にすぎないでいた。
私はやっぱり義也を好きじゃないんだと気がついた。
義也とは離れたい…。
けど…。
『静香さん?聞いてます?今夜は別注でご馳走頼んでますからね?今度は新しい彼氏ときてください!』
栗色のふわふわパーマが光に反射して、明るくみえる。声のトーンも同じように光に反射しているよう。
『うん。楽しみだね!夜ごはん!今度は新しい彼氏か…。できるかな?彼氏…。』
『できますよ!静香さんがその気になればですよ!実はこの前の合コン、静香さん大人気だったんだけど、なんか声かけづらいって!なんか男受け付けませんオーラがでてるらしいです。それって、まだ義也さんとの関係がハッキリしてなかったからじゃないかって思います。』
ふわふわパーマをふわふわさせながら潤んだ、いわゆるうるうる瞳で麻美はいう。
『…うん。そうだよね。』
煮え切らない私の態度をその瞳は見透かしているよう。
『静香さん?勘違いしないで下さいよ。義也さんを好きで将来結婚とか考えられる人なら、いいと思うし、この前もいったけど彼氏ができるまでのセフレで割りきれるなら、それでもいい。独身だし彼氏いないんだから、誰とHしようが勝手ですもん。ただ、結婚を考えられるますか?セフレだと割り切れますか?義也さんの存在が静香さんの幸せの妨げるなら次に進みましょうよ!彼氏ができるまで、もちろんできてからも、買い物とか旅行とか女同士でしかできないこともたくさんしましょう!義也さんといた時に使ってたお金はこれからは自分磨きにつかいましょうよ。
駅前の美容院の半額チケットもらったから旅行から帰ったら行きましょ!』
義也と知り合ってから3ヶ月に一度行ってた美容院も半年に一度に変わっていた。
考えればバーゲンの友達からお誘いも断るようになってた。
義也の家にはもう行かないのが私の一歩…。
心はさだらないまま…。
太陽は容赦なく沈んでいった。
つづく
不定期更新