シズカ、来てよ!僕の元へおいでよ!
僕を撫でてよ。そして君の笑顔を見せて。

何で悲しそうな顔してるの?

僕の新しいご主人様が現れてからなぜか君が悲しそうに見えるんだ。

犬である四つ足の僕には君を撫でてあげることもできない。

ただ君は犬である僕を撫でている時はすっごい可愛い笑顔をみせてるんだよ。

だから、僕のとこへ来て!

『エース?大丈夫。寂しかったの?大丈夫だからね』

シズカが僕の元へ来てくれた。
やっぱりシズカは犬である僕を撫でている時は優しい顔で微笑んでるね。

君の笑顔…。今日、初めて会った君の笑顔。
なぜだかほっとして、一目で大好きになったんだよ。

君の笑顔みれたら、僕はうれしくてたまらないんだよ。

撫でてくれるのも気持ちいいよ。シズカ…ありがとう。シズカはこの家にずっといるんだよね。

ずっと、ずっと、こうして、君の笑顔みていたいよ。人間に対して初めて抱くこの気持ち…。

あれ?せっかく、笑ってくれたのに、何でだよ!ご主人様…。シズカを苛めてるの?

ご主人様…僕はあなたには命を助けられた。
感謝しています。
でも、シズカに悲しい顔をさせないで!

僕はシズカを守らなきゃ!

『ワン…ワン…ワン』

イテ!ご主人様がぼくの横腹を蹴った。

『キャイ~ン』

シズカ?苛められてるのに、なぜ?僕を見つめて微笑むの?

…シズカ…。

『ごめんね。エース。』

シズカは僕の顔を両手でもちあげて言った。

大丈夫だよ。シズカ。
ご主人様は僕の命を助けてくれた優しい人だもん。

それに僕は君の笑顔がみたいんだよ。

気にしないで。エッヘン!
少しビックリして叫んじゃったけど、痛くなんてないさ!

君は知らないかもしれないけど、僕は殺されるかもしれなかったんだよ。

だからね。大丈夫!
僕は生きてるから、
それに君と出会えたから…。

つづく

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