<妙なるたわ言(19)「タブー」について>
「タブー」と聞いて、カトちゃんの「ちょっとだけよ」を思い出す人は、おそらく同世代だと思う。握手でも交わしたいところだ。あの妖しげな踊りのバックに流れる、ムーディーな曲のタイトルが、「タブー」だ。
「タブー」と聞いて、「タブーって10回言ってみて」と持ちかけ、「ほーら、ブタブタに聞こえる」と悦ぶ人は、もうちょっと若い世代だと思う。そんな人は、まずいないだろう。
「手袋の反対はなーんだ?」と訊かれ、「ろくぶて」と答えて6回ぶたれるヤツは、当節もっと激減するだろう。
いきなり話が脱線した。元に戻そう。
「タブー」と聞けば「禁断」で、どうしても艶っぽいイメージがつきまとう。「あんたも好きねぇ」
「禁断」といえば、「踏み越えてはならぬ道、踏み込んではならぬ道」。この道はいつか来た道。「ああそうだよ アカシアの花が咲いてる」
アカシアの赤い花なら罪はないが、りんごの赤い実なら罪悪だ。人類創成の期、「禁断の果実」を食べたアダムとイヴから、現在のわたしたちがある。と、一説には言われている。
病院に、「死」を連想させる4号室はない。「苦」に通じる9号室もない。現実的科学の場でも、厳然と「タブー」は現存する。
それなら13号室はどうだろう?わたしはこの番号の部屋に、お見舞いに行った経験がある。仏教徒の日本人には、なんら無縁な数字らしい。ところがキリスト教系の病院では、たしかにこの部屋番号は見当たらない。
「13」が不吉とされるのは、キリストを裏切ったユダが、13番目の弟子だったからだ。「13日の金曜日」が縁起が悪いとされるのは、キリストが処刑された日が、金曜日だったからだ。別にジェイソンが出没するからじゃない。わたしは13日の金曜日に、かえっていつもいいことがある。
お見舞いやお香典をもらいっぱなしで、快気祝いや志をお返ししないと、忌わしさは消え去らないという。「禁忌」というよりは、「礼儀」といえる。
仏滅に結婚式を挙げる人は、案外多いのではないか。ある女性は、「安くて空(す)いてて良かったよぉ」と朗らかに語る。彼女はどんな体裁も、ノリではね返してしまうような人で、その後も順調に暮らしている。大いに見習いたい。
ジューンブライドとはいうが、日本には梅雨があり、必ずしもありがたい時候とはいえない。ジューンブライドとはいっても、日本の風土には不向きであり、考えようによってはタブーといえる。
大安吉日に買った宝くじが、当たったためしはない。仏滅でも同じだが、わたしは仏滅の日に、いつもかえっていいことがある。
黒猫が目の前を横切っても関係ない。寒い夜は平気で靴下を履いて寝る。枕はどっちの方角を向いているのだろう?この時代、出がけにゲタの鼻緒が切れる心配はない。めったにスニーカーは履かないから、靴紐が切れる不安もない。ただ夕方に口笛を吹くと、ヘビが出るとは信じている。夜にうるさい音を立てると、近所迷惑だからだ。ごはんをまたいでもいけない。食べ物を粗末に扱うと、バチがあたるからだ。これらはどちらかといえば、「迷信」や「言い伝え」、「教訓」の類といえる。
さすがのわたしでも、いくら安くて空いてるからって、友引に葬儀を行おうとは思わない。葬儀屋さんが反対するだろう。誰かを道連れにされても困る。村八分の残り二分は、「火事」と「葬式」だ。火消しと埋葬だけは、村人たちも協力を惜しまない。死にまつわる儀式はさておき、死は何にも増して神聖で、敬虔なのだ。
風水の名目は、厄を避けて逆手に取ることにある。
坊さんが教えてくれた。「南に池を作ってはいけません」
池や浄化槽の設置は、場所によっては健康上の影響を招くのかもしれない。所によっては、カビや悪臭やばい菌の原因になる。それなら納得がいく。
占い師が見立ててくれた。「ここからそこへ引っ越すには、途中どこかを経由しなさい。さもないと、自分の胸に刃物を突き立てるようなものだ」
ほんまかいな?念願の一戸建てなのに。でも聞いてしまえば、なんとなく気味が悪い。実際に、一度別な土地に住んだ人がいる。「知らぬが仏」か。知らなかったらどうなるのか?「死んで仏」か。どなたか命がけで、こんなタブーを打ち破ってくれる勇者はいないものか?そうすりゃ得心がいく。自分でやらんかい!
家の中の西の方角に黄色い小物を置くと、金運が舞い込むという。知人は西側の窓に、思いっきり黄色いカーテンを掛けている。これといって給料が大幅にベースアップする兆しもないらしい。何しろ小物が前提だ。カーテンじゃ大物過ぎる。ご利益(りやく)は控えめに。ご利用は計画的に。サラ金かい!
犬の置物を玄関に飾ると、家内にもめ事が絶えないそうだ。今年が戌年なこともあり、わが家ではごていねいにも、2つ飾ってある。格別どうってこともない。家族仲よしこよしだ。でも聞いてしまえば、なんとなく気になる。ついどかさざるを得ない。
開運の相に従って、決められた日時に、いっせいに家具の配置変えをする人がいる。別段どうってこともない。そんな家庭に限って、夫婦げんかが絶えない。
長い時間をかけ、絶対的信頼感で結ばれた間柄に、「タブー」の入り込む余地はない。「禁句」も存在しない。何を言っても悪気はなく、すべては相手のためを思ってのことだからだ。そうなりゃ快適だ。
「タブー」とは、マイナスに考えれば忌み嫌われる行いで、プラスに考えれば人間関係を円滑に運ぶ、戒めなのである。
知った風なことを言っちまったなぁ。
ではおしまいに、本日の一句。
「2万円 結婚祝いにゃ非常識 1万円か3万か」 悩むところだ。
次回もヨロピクピク。
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