CoD4のマルチプレイでは,プレイに応じて得られる経験値を基に,プレイヤーキャラクターのランクが昇進するシステムがある。それに伴って,武器の選択の幅が広がったり,Perkと呼ばれる技能を身に付けられたりするわけ。  ランクの上下による違いは,武器の種類と身に付けている技能だけなので,実際はほぼプレイヤーの技量だけで勝敗が決まると言っていいだろう。ビークル類もないので,小難しいことなど考えず,とにかく走り回って敵を殺す,このシンプルさがCoD4の魅力である。  ゲームが始まると,画面左上にミニマップが表示されているのが分かるだろう。緑の矢印は同じチームの兵士,つまり味方だ。他方,オレンジ色に表示されるのが敵である。敵がミニマップに表示されるのは,発砲して音で居場所が判明した場合,自分や仲間がUAV(後述)を使って敵の探索をした場合など。逆に敵に居場所がバレないようにするには,サイレンサー付きの武器を使う,UAVに探知されない技能を身に付けるなどの方法がある。  マルチプレイで楽しめるゲームモードは,大きく分けて6種類ある。Free-for-allを除き,すべて二つのチームに分かれて戦う。基本的にどちらのチームに入るか選択できるが,ランダム選択や,チームの構成人数を調整するために強制的にチーム移動されることもある。  とにかく敵の兵士を倒せばいいという,単純明快な部分が受けてか,圧倒的に人気のモード。殺されても何度でも復活できる。敵を殺すことでポイントが加算され,チーム全体のポイント合計が規定値に達すればゲーム終了。制限時間が満了しても終了となり,ポイントの高いほうのチームが勝利となる。  HQを設営し,それをいかに保持できるかを競う。HQを設置している間は時間の経過とともにポイントが入り続けるが,ひとたび死ぬとHQが破壊されるまで復活できない。おのずとHQは敵味方が交互に設置するようになりがち。  マップの数か所に旗があり,これらを占拠して保持するのが目標。占拠している旗の数が多いほどポイントが上がる。チームの合計ポイントが規定値に達するか,制限時間により終了する。  自分以外はすべて敵というゲームモード。とにかく目に入った人影はすべて殺せばよいという最も単純なルールであり,勝敗はすべてプレイヤー自身の技量にかかっている。人数が多いサーバーでは,かなり混沌とした戦いになるが,それだけ白熱したマッチが楽しめる。1位のプレイヤーのポイントが上限に達するか,制限時間を満了すればゲーム終了。筆者としては最もお気に入りである。  マップにある爆弾を確保し,敵の陣営に設置して起爆させることが目標となる。制限時間内に爆破が行われなかった場合は,FF11 RMT,サドンデスに突入する。爆弾を所持したプレイヤーは,敵味方すべてのプレイヤーに居場所が表示されるため集中攻撃を受けやすく,サドンデスに陥りやすい。  やや複雑なモードで,攻守が入れ替わるラウンド制。3ラウンド先取したチームの勝ちだ。死ぬと次のラウンドまで復活できない。2チームが攻撃側(Offence)と守備側(Defence)に分かれ,攻撃側は制限時間内に敵の目標を爆破するか,敵を全滅させる。守備側は設置された爆弾を解除できれば勝ち。攻撃側を全滅させてもいい。  クラスやランクといったものがなく,全員が同じ条件で戦う。体力やジャンプ力が増大しており,落ちている武器を拾って戦うスタイルで,古き良きスポーツFPSのように楽しめる。  Old Schoolとは逆に,DQ10 RMT,よりリアルさを増したゲームモードで,HUDや照準位置を示すヘアラインなどがないうえ,弾の威力が強く即死の可能性が高い。
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