。  そんな長島選手の格闘家としての実力は誰もが知るところだが,長島選手自身,元々は大のプロレスファンだったという。  アントニオ猪木さんを見てプロレスラーを志したのが,格闘技を始めるきっかけだったという長島選手。身長が足りずに断念したはずのプロレスだったが,格闘家として,そしてコスプレファイターとして培ってきた縁が,今回のプロレスデビュー戦に結びついた。  対戦相手は,オタク(というか長島選手?)を「意味分かんない。理解できない。気持ち悪い」と一刀両断に切り捨てる,ZERO1の“ヤンキー鬼武者”佐藤耕平選手。  「僕しかり,オタクしかり。けっこうバカにされてるんで,負けられない」と,オタクの代表として戦いを挑んだ長島選手は,ミルキィホームズとともに,コスプレ姿でリングへ上がる。一方,対戦相手の佐藤選手は会場中から大ブーイングを浴びるも,涼しい顔だ。  試合開始のゴング。“乙”コールの中,193cm,120kgの佐藤選手に対し,175cm,88kg(この試合のために70kgから増量)の長島選手は果敢に体当たりを繰り出すも,まったく反応なし。ならばと,ローキックを仕掛けていく長島選手。さらに掌底の連打で佐藤選手を場外まで追いやる,Diablo 3 Gold。  ダメージというより面食らったという様子の佐藤選手だったが,徐々にエンジンがかかってきたのか,軽々と長島選手を持ち上げて強烈なボディスラム。そして観客に見せつけるように平手打ち,さらに試合を見守るミルキィホームズの前へ長島選手を連れ出し,目の前の机に叩きつける。  このうえない屈辱を受け,悔しげに佐藤を見上げる長島選手。目の前で繰り広げられた蛮行に,ミルキィホームズの橘田いずみさんが泣き出し,慰める佐々木未来さんと共に退場する事態まで発生してしまったが,残った三森すずこさんと徳井青空さんが,長島選手に声援を送る。  戦いの舞台がリングに戻ると,佐藤選手は執拗な足攻めを長島選手に仕掛ける。さらに佐藤選手の重いミドルキックを1発,2発と受けて身体が浮き上がる。しかし3発めをキャッチしてドラゴンスクリューを繰り出すと,先ほどのお返しとばかりに佐藤選手に対してボディスラム。さらに,スワンダイブ式ミサイルキックを突き刺す。  しかし,ファルコンアローとパイルドライバーの連続で,長島選手はKO寸前に。それでも立ち上がった長島選手は,エルボー,Diablo3 Gold,雪崩式ウラカンラナで反撃。佐藤選手がヒザをつくと,武藤敬司選手ばりのシャイニング
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