1.3段階の階層構造(1)基礎残高(+0.1%を適用)
「量的・質的金融緩和」のもとで各金融機関が積み上げた既往の残高については、従来の扱いを維持する。具体的には、各金融機関の日本銀行当座預金残高のうち、2015 年1月~12 月積み期間(基準期間)における平均残高までの部分を、既往の残高に対応する部分として、+0.1%を適用する。
(2)マクロ加算残高(ゼロ%を適用) 以下の合計額にはゼロ%を適用する。 1 所要準備額に相当する残高
2 金融機関が貸出支援基金および被災地金融機関支援オペにより資金供給を受けている場合には、その残高に対応する金額
3 日本銀行当座預金残高がマクロ的に増加することを勘案して、適宜のタイミングで、マクロ加算額(1)の基礎残高に掛目を掛けて算出)を加算していく。
(3)政策金利残高(▲0.1%を適用)
各金融機関の当座預金残高のうち、(1)と(2)を上回る部分に、▲0.1%のマイナス金利を適用する。
2.現金保有額が大きく増加した場合の取り扱い