世界的な金融危機到来に、新興国は自国通貨の信用力維持に金の保有を増やしているが、今後さらに加速することになる。リーマン以降は投機筋の参入で暴騰した金だが、運用成績の悪化した投機筋の売り、換金売りで金は調整局面を迎える。一時的に1500ドル割れもありうるが、新興国政府の買い、先進国の投資が金価格を支えることになる。ユーロ圏発金融危機は数年に及ぶことから、金価格は今後半年間で500ドル以上の上昇があると見る。一年後には2300ドルを超える可能性もある。円ベースでは急激な円高もあり、大きく上昇しづらいが、5000円を超えてくる可能性が高い。金の価値は長期的に上がることになる。金埋蔵量世界一位の南アフリカは金価格の上昇から、閉山した金鉱山の再開の動きが見られるけとだろう。ランドの価値は金に裏付けされ、上昇しることになる。